1位 がん(悪性腫瘍)
犬のがん(悪性腫瘍)は、細胞の異常により食欲がなくなったり、元気がなくなったりします。ゴールデンレトリーバー・フレンチブルドッグ・ラブラドールレトリバー・ミニチュアシュナウザーに多く見られる病気です。
2位 心臓病
心臓が弱くなり、疲れやすくなったり運動を嫌がることがあります。
3位 腎臓病
【どんな病気?】
腎臓の働きが弱くなり、おしっこの量や水を飲む量が増えてきます。
4位 てんかん
【どんな病気?】
痙攣(けいれん)や失神などの発作を起こしてしまいます。
5位 肝臓病
【どんな病気?】
肝臓の機能が弱くなり、目が黄色くなったり食欲がなくなったりします。
もっと詳しく知りたい
がん(悪性腫瘍)
【症状】
◎体重が減る
◎食欲がなくなる
◎リンパ節の腫れ
◎運動をするのをいやがる
◎ぐったりして元気がない
◎貧血症状(ふらつきなど)
◎持続的に微熱が出ている
◎触知できるしこり(腫瘤)
【ガンの種類】
◎前立腺腫瘍(ぜんりつせんしゅよう)
◎脂肪腫
◎悪性リンパ腫
◎乳腺腫瘍
◎肛門周囲腺腫
◎骨肉腫
◎口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
◎肝臓がん(肝臓腫瘍)
◎肥満細胞腫
◎扁平上皮がん(扁平上皮)
【治療】
◎手術治療
手術によって、悪性腫瘍を取り除きます
◎化学治療・薬物治療
抗がん剤を投与します。
◎放射線療法
照射する治療法になります。
◎免疫治療
免疫機構をコントロールし、悪性腫瘍を攻撃するように促す方法です。
◎代替治療
マッサージやハーブを使いう方法です
【予防】
◎早期発見早期治療
心臓病
【種類】
◎先天性の奇形
◎フィラリア症
◎僧帽弁閉鎖不全症
◎心不全
◎心筋症
◎心室中隔欠損症
◎心房中隔欠損症
◎拡張型心筋症
◎三尖弁閉鎖不全症
◎肺動脈狭窄症
◎動脈管開存症
◎溶血性貧血
心臓病には様々な種類があり、最もかかりやすいのが僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)です。今回はこの病気について紹介していきます。
【症状】
◎咳
◎疲れやすい
◎運動を嫌がる
【治療】
完治される方法は今のところありません。症状を和らげたり進行を抑える内科的な治療はあります。
【予防】
早期発見早期治療
腎臓病
【種類】
慢性腎炎
水腎症
ネフローゼ症候群
腎盂腎炎(じんうじんえん)
【症状】
◎おしっこの量が減る
◎食欲がなくなる
◎嘔吐
◎元気がなくなる
【治療】
急性の場合、急激に悪化し、命に関わることがあります。
慢性の場合、食事療法や点滴治療、造形ホルモン剤などの薬物療法で、機能の低下を抑えて症状の悪化を防ぎます。
【予防】
食事の栄養バランスを考えて与えましょう。また、日頃から排尿の量や回数をチェックするようにしましょう。
早期発見早期治療
てんかん
【症状】
◎痙攣(けいれん)
◎失禁
◎失神
◎幻覚
◎攻撃的になる
痙攣(けいれん)には全般発作と部分発作の2種類があります。
発作の前兆としては、数日前から数分前によだれを垂らしたり、落ち着きがなくなったり活発になったりするそうです。
【治療】
抗てんかん薬を使用する。
【予防】
早期発見早期治療
肝臓病
【症状】
◎下痢
◎嘔吐
◎食欲がなくなる
◎元気がなくなる
◎歯茎や目が黄色くなる
◎おなかが腫れる
◎ふるえる
◎痙攣(けいれん)
【治療】
血液検査をし原因を調べ、その病気にそって治療を行います。
◎輸液
◎抗生物質の投与
◎栄養補給
◎安静
◎食事療法
【予防】
◎ワクチン接種
◎肝臓によい食べ物(ごま・納豆・人参・りんご・キャベツ・パセリなど)の入ったドッグフードを与える
◎大食いをさせない
まとめ
犬は人間とは違い「言葉」を喋ることが出来ません。そこで、一番重要となってくるのが飼い主さんの観察力です。「いつもと違う」と感じるには、日々の観察とスキンシップが大切になってきます。また、病気を知っていることによりその予防もすることが出来ます。普段からスキンシップやコミュニケーションをとり、すこしの変換も見逃さないようにしましょう。