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【ゴルフ】

堀琴音、悲願初V大チャンス

2016年11月5日 紙面から

第1日、9番でティーショットを放つ堀琴音=茨城・太平洋Cで(武藤健一撮影)

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◇TOTOジャパンクラシック<第1日>

 ▽日米両ツアー共催▽4日、茨城県小美玉市・太平洋C美野里C(6646ヤード、パー72)▽晴れ、16・6度、北西4・6メートル▽賞金総額150万ドル(1億5450万円)、優勝22万5000ドル(2317万5000円)▽78選手(米ツアー43人、日本ツアー35人)▽観衆3441人

 世界ランク上位5選手をはじめとした米ツアーの強豪たちの中、堀琴音(20)=東芝=が5バーディー、2ボギーの69をマークし、首位と3打差の3アンダー、日本人選手最上位の7位につけた。アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と姜秀衍(カン・スーヨン、韓国)が6アンダーで首位発進。1打差の3位にステーシー・ルイス(米国)とジェニー・シン(韓国)が続いている。

 「なんか、懐かしい感じがしました」と堀琴。今年7月、初出場した憧れの舞台・全米女子オープンの会場の景色とにおいがよみがえったという。「今週は練習ラウンドから海外の選手がいっぱいいて、独特な雰囲気。全米の時みたいだなって。だから、挑戦の気持ちが強い。この選手たちの中で自分がどこまでできるかって」

 8番で1・5メートル、9番パー5では第3打をピンそば30センチにつけ、連続バーディー。後半のインでも3バーディー、2ボギーと1つ伸ばして日本人選手ただ1人の69をマークした。「トリッキーでショットの精度が求められるコース。マネジメント(戦略)もほぼよかった」と、本人も納得だ。

 10月第1週の日本女子オープン2位以降、3位と4位が1回ずつ。前週の三菱電機レディスを含め首位発進も2回ある。「去年の今ごろは毎週のようにマンデー予選(主催者推薦選考会)から出場していて、週に2回試合やってるみたいで、すごくきつかった。今年はその点では肉体的にも精神的にも余裕があるし、食事も頑張って食べてます」という。スリムでスタミナ面に不安を抱えていたが、「とにかくやせないように一生懸命量を食べるようにしてます。胃も大きくなった気がする」とか。

 全米女子オープンは1打差で予選落ちしたが、その翌日、リディア・コ(ニュージーランド)らのプレーを観戦。それがきっかけでロブショットに磨きをかけたことも最近の活躍の原動力に。「今週はできればステーシー・ルイスさんと一緒に回ってみたい。ショットがうまいから」。体もゴルフも頑丈になった堀琴が、米ツアー初Vの大魚を捕りに行く。 (月橋文美)

 

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