蹴球探訪
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【サッカー】ハリル期待 大迫 救世主2016年11月5日 紙面から
日本サッカー協会は4日、国際親善試合・オマーン戦(11日、カシマ)と2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選・サウジアラビア戦(15日、埼玉)に臨む日本代表メンバー25人を発表し、FW大迫勇也(26)=ケルン=が1年半ぶりに代表復帰、井手口陽介(20)=G大阪=が初選出となった。FW久保裕也(22)=ヤングボーイズ=も4年8カ月ぶりに復帰。点取り屋をそろえたバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、追い掛ける展開で4トップも準備することを明かした。サウジアラビアは最終予選を勝ち点10でB組首位に立っており、日本は勝ち点7で3位となっている。 ハリル監督が、決定力不足の解決策としてFW大迫を2015年6月のシンガポール戦以来の招集に踏み切った。10月の最終予選では出場時間の少ない欧州組を招集し、コンディション調整に苦しんだ。今月は一転、大島、柏木ら4人を入れ替えて欧州リーグで好調を維持するストライカーを加えた。 大迫は今季ドイツ1部リーグで全9試合出場中で先発は8試合。2得点3アシストと好調を維持している。「先発を取り、よりゴールに近づけるようになった。大迫の利点は他の選手よりも力の強いところ」。所属するケルンでは2トップの一角だが、「A代表の役割は彼がクラブでやっているのとは少し違います」と説明。3トップの中央を想定した。 最終予選4試合で中央のFWは、岡崎、浅野、本田の3人が先発している。「得点率を高めるソリューション(解決策)を探している」と指揮官。大迫には「フィジカル的なクオリティー、ヘディングも強い」と空中戦やポストプレーに期待を寄せた。そして、スクランブル布陣も用意するという。超攻撃的な「4トップ」だ。 秘策の鍵を握るのはハリルジャパン初招集の久保だ。リオ世代のエースは今季の公式戦24試合11得点2アシストとフル回転している。ハリル監督は「彼が入ることでアイデアは増える。追いつかないといけない時、サイドに2人FWを置いて、真ん中にも2人FWを置く。4トップになるかもしれない」と新たなオプションを明かした。 ハリル監督にとって最終予選B組の首位に立つサウジアラビア戦は勝利が絶対条件となる。「勝たなければいけない。(直接対決のため実質勝ち点)6ポイントの試合になる」。大迫と久保。今季の欧州リーグで先発の座を射止めた2人を新たに加え、ロシアへの道を切り開く解決策を探し当てる。 (占部哲也) PR情報
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