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【プロ野球】

黒田「出来過ぎの野球人生だった」 最後の引退会見

2016年11月5日 紙面から

晴れやかな表情で引退会見する黒田=マツダスタジアムで

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 今季限りで現役を引退した広島・黒田博樹投手(41)が4日、マツダスタジアムであらためて引退会見に臨んだ。

 テレビカメラ18台、報道陣約150人が詰めかけた記者会見。黒田の胸には、一点の曇りもなかった。「最後はリーグ優勝ができた。出来過ぎの野球人生だった。カープでよかった」

 10月18日に今季限りでの現役引退を電撃発表。最後の登板は同25日、札幌ドームで行われた日本シリーズ第3戦だった。6回1死からの85球目。大谷を左飛に打ち取ったスプリットが、最後の1球になった。日米通算203勝。チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。そして背番号「15」は球団史上3人目となる永久欠番になった。

 「自分の中で鳥肌が立ちました。15番はファン、球団の方の心配りで、もう一度ユニホームを着てマウンドに立つことができた。みなさんの背番号だと思う」

 黒田はそう柔らかにほほえんだ。5日の優勝パレードが、最後のユニホーム姿。

 今後に向け「全く考えてない。取りあえず野球から離れてゆっくりしたい」と言うと、「来シーズン中にもう1回、投げたいという気持ちになるかもしれない」と冗談を飛ばした。今は、全力で戦い抜いた20年間に感謝するだけだ。(市尻達拡)

 

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