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【プロ野球】

ヤクルト・山田 来季の敵、ドラフト1位柳に容赦なし

2016年11月5日 紙面から

ルーティンのティー打撃で左打ちするヤクルト・山田=神宮球場で(竹村和佳子撮影)

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 来季の敵となれば容赦なしだ。ヤクルト・山田哲人内野手(24)が5日、10年ぶりに開催される東京六大学リーグ選抜との奉納試合(神宮球場)について「絶対負けられない試合。お客さんも入るし、シーズン同様、程よい緊張感を持って(プロに)恥じないプレーをしたい」と、真剣勝負を誓った。

 そんな2年連続トリプルスリー男の標的が、中日からドラフト1位指名された明大・柳だ。六大学選抜は、ドラフト指名選手が7人もいる豪華な顔触れ。中でも柳は、今週リーグ戦で防御率1・64、5勝無敗と絶好調で、大学通算23勝挙げたエース格だ。広島のドラフト1位、慶大・加藤拓とともに、来季はセ・リーグで激突必至の相手。それだけに「今はそんなにイメージないので、球の軌道とか、どんな変化球を放るのか見てみたい。明日は初球から打たないで見ていく」と、即戦力右腕の軌道をじっくり見極める腹づもりだ。

 真中監督は2軍監督時代の2012年7月6日に、ヤクルト2軍−21歳以下大学日本代表候補の強化試合で、0−6の完封負けを食らった苦い思い出がある。その時のメンバーも法大・石田(現DeNA)、西浦(現ヤクルト)、明大・高山(現阪神)ら現在プロで活躍。六大学選抜が侮れないことは身をもって熟知している。「来年以降、戦う前に嫌なイメージを付けておきたい」と真中監督。プロの意地と来季をにらみ、ヤクルトがガチで柳を打ち砕く。(竹村和佳子)

 

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