「君の名は。」台湾で邦画１位　「リング」抜いて興収１億６９００万

　大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」（新海誠監督）の興行収入が、台湾で歴代邦画１位になったと４日、配給元の東宝が発表した。

　東宝によると、１０月３１日付で、台北での興収が約５２９１万台湾ドル（約１億６９００万円）を記録し、それまで日本映画の首位だった「リング」（９９年）の約５０８４万台湾ドル（約１億６２００万円）を上回り、台湾で公開された日本映画で１位になった。

　全台湾での興収は約１億２５５６台湾ドル（約４億１００万円）に上っている。

　台湾では１０月２１日に４６スクリーンで公開され、公開週末３日間の興行ランキングで、日本映画としては「テルマエ・ロマエ」（１２年）以来の初登場１位をマークした。

　「君の名は。」は、８月２６日に公開され、今月３日までに日本国内で興収１７６億円、動員１３５４万人を記録している。世界８９カ国・地域で配給が決定しており、世界中での旋風が期待される。