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【首都スポ】

関東大学野球 共栄大、春夏連続の全国に王手 1年生エースの清水が完投

2016年11月2日 紙面から

樹徳高でもバッテリーを組んだ周藤純捕手(左)とハイタッチする共栄大の清水蓮投手=横浜スタジアムで(小原栄二撮影)

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◇<2回戦>共栄大8−1神奈川大

 雄たけびを何度も上げてスイッチを入れた。DeNAのドラフト1位の浜口との対戦で、6安打2四球で1失点で完投した共栄大の清水は「いい投手との対戦は楽しい。向こうより先にマウンドを下りたくない気持ちで投げました。先に5点もらったので楽でした」と笑顔を見せた。1回に5点をもらって、その裏、自分がマウンドに立ったときには、浜口は退いていた。

 1年春からエース。今春リーグ戦は、創価大の田中にも投げ勝って初優勝の立て役者として、最高殊勲選手賞も受賞した。胸を張って大学選手権に挑んだが、初戦の中央学院大に負け、東京ドームで終戦した。「神宮に行けなかったので、この秋こそ行きたいです」。研究されてスライダーを狙い打たれたことも踏まえて、この秋は球種と配球を見直した。この日は、スライダーだけでなく、カットボールでカウントを稼いで、ツーシームを決め球に打たせて取った。

 横浜スタジアムは、樹徳高2年のとき、春季関東大会で準優勝した舞台。そのときバッテリーを組んだ1年先輩の周藤が受けてくれた。「相性のいい球場だよなと言って送り出しました」と新井崇久監督(42)。前夜は選手から誕生日を祝ってもらった。それ以上にうれしい初戦突破で、春秋連続の全国大会に王手をかけた。 (小原栄二)

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