蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学野球 中央学院・臼井が阪神ドラ1の大山斬り タイブレーク延長10回1死満塁で2016年11月2日 紙面から
◇<2回戦>中央学院大6−4白鴎大野球の関東地区大学選手権は1日、横浜スタジアムで行われ、春の選手権準優勝の中央学院大が延長10回タイブレークを制して6−4で、ドラフト指名コンビを擁する白鴎大を破って初戦を突破した。エース臼井浩投手(4年・光明学園相模原)が1死満塁のタイブレークを連続三振で締めた。共栄大は8−1で神奈川大に快勝。清水蓮投手(1年・樹徳)が1失点完投した。上武大は4−2で東海大に逆転勝ち。2日に行われる準決勝の勝者が11日開幕の明治神宮大会出場権を得る。 ドラフト指名選手との対決を制した。中央学院大はタイブレークの10回1死満塁で、西武2位指名の中塚から押し出し四球で決勝点。その裏は、エース臼井が阪神1位の大山斬りを含む連続三振で締めた。 満塁で強打の大山を迎えても、同点の9回から田辺のあとを受けて登板していたマウンド上の臼井は落ち着いていた。この秋は先発ローテに復帰したが、春の優勝は抑えでフル回転。マウンド度胸は据わっている。「2点もらっていたので、四球で押し出してもいいぐらいの気持ちで思い切り投げました」。前の試合で左翼席へ逆転2ランを売っている大山を外角中心の配球でカウント2−2に追い込み、最後は決め球のカットボールを空振りさせた。 中塚から決勝点を奪ったのは、“タイブレーク男”の山口啓太外野手(3年・関東第一)だ。春は4番だったが、8月末に右太もも裏を肉離れし、リーグ戦の最後にようやく復帰。「前の打席でコントロールがアバウトな印象があったので、ストライクだけを打っていこうと思った。タイブレークは任されているので、ふだんから場面を想定して練習してます」。ファウル1つを挟んで四球を選び勝ち越し、4番の志岐の左前タイムリーにつなげた。 反撃ののろしは0−2の3回。千田がソロアーチを放ったが、さらに犠打も使い、ヒットをつないで加点する持ち味を発揮した。菅原悦郎監督(55)は「春に準優勝したといっても、私も選手もそんな大それたチームではないと分かっています。丁寧に丁寧につないでいくのがウチの野球」と強調する。 神宮大会に行くための最後の関門は、創価大・田中とのドラフト5球団競合対決を制した佐々木千の桜美林大。「力はそうとうあるので、スタンスを変えずにやっていくしかない」と菅原監督。それに応えるように、主砲の山口も「チーム力で勝てればいい。大振りせずに単打でもいいのでつないでいきたい」と全員での攻略を誓った。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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