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 韓国の朴槿恵(パククネ)政権の「陰の実力者」と呼ばれるチェ・スンシル容疑者をめぐる疑惑で、朴大統領が検察の捜査を受け入れる考えを表明した。朴氏の関与が捜査の焦点となる。朴氏は国民向けの談話で再度、謝罪したが、支持率は過去最低に下落。今後の展開によっては朴氏の進退問題にも発展しかねない。

 「心が引き裂かれそうです」。4日午前10時半、大統領府(青瓦台)で濃紺の服に身を包んだ朴氏は談話を読み上げ、時折声を震わせながら、チェ容疑者に機密文書を渡すなどした一連の疑惑について謝罪した。

 今回の談話は内閣改造に続き、世論を鎮める狙いがあった。ただ、「側近政治」との批判を招いた自らの政治手法についての反省はなく、新たな首相を指名した経緯や自らの権限縮小には言及しなかった。

 「彼女は女帝だから。周囲の空気がわからない」。テレビ中継を見た韓国政府関係者の一人はこう語った。野党「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)前常任共同代表は「引き続き、国政を主導するという宣言だ」とする批判のコメントを発表した。

 朴氏には、父の朴正熙(パクチ…

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