イラク軍 奪還作戦で初めてモスルに部隊進める
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過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦で、周辺の町や村の制圧を続けてきたイラク軍が初めてモスル市内に部隊を進め、作戦は重要な局面を迎えています。
イラク軍やクルド人勢力は先月、ISのイラク最大の拠点モスルの奪還に向けた軍事作戦を始め、モスル周辺の町や村を次々に制圧して進軍を続けてきました。
そして、イラク軍は1日、モスル東端のコクジリ地区を制圧し、続いてチグリス川の左岸にある市内のジャディーダ・ムフティ地区などに部隊を進めたと発表しました。奪還作戦でイラク軍の部隊がモスル市内に入ったのは初めてで、作戦は重要な局面を迎えています。
これに対しISは、政治的、財政的に重要な都市を失ってはならないと徹底的に抵抗する構えを見せています。モスル市内には、100万人を超える住民がいるとみられ、ISはイラク軍の攻撃や空爆を受けないよう住民を周りに集めて「人間の盾」にすることが懸念されています。
戦闘の場がモスルの市街地に移るなか、住民の犠牲をどのように食い止めていくのか、これまで作戦は順調だと強調してきたイラク軍は、難しい対応を迫られることになります。
そして、イラク軍は1日、モスル東端のコクジリ地区を制圧し、続いてチグリス川の左岸にある市内のジャディーダ・ムフティ地区などに部隊を進めたと発表しました。奪還作戦でイラク軍の部隊がモスル市内に入ったのは初めてで、作戦は重要な局面を迎えています。
これに対しISは、政治的、財政的に重要な都市を失ってはならないと徹底的に抵抗する構えを見せています。モスル市内には、100万人を超える住民がいるとみられ、ISはイラク軍の攻撃や空爆を受けないよう住民を周りに集めて「人間の盾」にすることが懸念されています。
戦闘の場がモスルの市街地に移るなか、住民の犠牲をどのように食い止めていくのか、これまで作戦は順調だと強調してきたイラク軍は、難しい対応を迫られることになります。