IS最大拠点に到達=奪還作戦、重要局面に―イラク部隊

時事通信 / 2016年11月1日 23時57分

 【カイロ時事】イラク軍は1日、声明を出し、過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク国内で最大拠点とする北部モスルの南東部にイラク部隊が進撃したと発表した。2週間前に始まった奪還作戦で、イラク側部隊がモスルに入ったのは初めて。

 一方、報道によると、軍の対テロ部隊はモスル東端の別の地区を制圧し、テレビ局を掌握したとされる。イラク側は、IS駆逐に向けて一気に攻勢を仕掛けた形で、作戦は重要局面を迎えている。

 モスル攻略作戦には、イラクの軍や警察のほか、クルド人治安部隊「ペシュメルガ」なども参加。東側以外からも進撃して包囲網を狭めている。アバディ首相は10月31日、テレビを通じた演説で「ISに逃げ道はなく、殺害されるか投降するかだ」と強調した。 

[時事通信社]

jiji

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