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【芸能・社会】

僕も二刀流 福田こうへい 宮城・名取市でチャリティライブ

2016年11月4日 紙面から

復興支援無料ライブを行い、ファンから大歓声を浴びた福田こうへい=宮城県名取市のゆりあげ港で

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 演歌歌手の福田こうへい(40)が3日、東日本大震災で被災した宮城県名取市のゆりあげ港朝市で無料の復興支援ライブを開催し、集まった約1500人のファンを喜ばせた。

 福田は13年から昨年まで故郷・岩手県内各所をステージカーで訪れ、復興支援無料ライブを開催していたが、今回は初めて宮城県内で開催。ライブ会場には早朝から中高年の女性を中心に続々とファンが集まった。

 大歓声と拍手でステージに迎えられた福田は、「皆さん、元気そうで。よぐ来たな。会いてえがった」とファンにはおなじみの岩手・南部なまりであいさつ。売り上げ30万枚のヒット作となったメジャーデビュー曲「南部蝉しぐれ」でステージは幕を開けた。

 歌の合間には軽妙なトークでファンは大爆笑。「なんと言っても野球界は大谷翔平、演歌・民謡界は福田こうへい」と、故郷・岩手の生んだ二刀流のスーパースターを引き合いに、民謡出身で演歌歌手となった自身の“二刀流”をアピールし、笑わせた。

 ライブ前、福田は「震災発生当初は、(被災地で)『海』や『波』が付いたり、おめでたい曲は歌いにくかったけど、被災地の方々から逆に『どんどん歌って』と言われた」と明かした。この日は鳥羽一郎(64)の「兄弟船」などで構成した「海メドレー」を披露。ほかに、売り上げ20万枚のセカンドシングル「峠越え」、10万枚に迫る最新曲「北の出世船」、民謡の「津軽じょんがら節」など全7曲を抜群の歌唱力で熱唱した。

 前事務所と契約をめぐるトラブルで1年半あまり裁判が続いたが今年6月に和解。裁判中だった昨年は紅白出場を逃し、「峠−」から「北の−」の発売まで2年4カ月かかった。その期間も応援し続けてくれたファンに福田は、「お待たせしましたみなさんに恩返しをしたい。年末の紅白を目指したい」と意気込んだ。

 

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