蹴球探訪
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【プロ野球】オリックスの糸井がFA意向 争奪戦ゴング2016年11月2日 紙面から
オリックスの糸井嘉男外野手(35)が1日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する意向を球団に伝えた。電話を受けた長村球団本部長によると、糸井は「手を挙げさせてほしい。夜も眠れないくらい考えて、いろんな人に相談をしました。その結果、FA宣言をして他球団の評価を一度聞いてみたいという結論に至りました」と話したという。 球団は既に4年18億円の大型契約を提示しており、宣言残留も容認する方針。長村本部長は「他球団の評価を聞いた上で、こちらの話を聞きたいというなら門戸を開く。再度交渉となれば、しっかり考えてテーブルにつきたい」と話した。 13年にトレードでオリックスに移籍してからは、14年に首位打者、今季は盗塁王と攻守に絶対に欠かせない戦力という位置づけだ。それだけに高知市で秋季キャンプ中の福良監督も「他球団の話を聞きたい気持ちもわかる。聞いた上で残ってほしい。(交渉に)自分が必要なら行きます」と直接出馬の構えを見せた。 ◆編成会議で確認糸井の決断が公になると、阪神の動きがにわかに慌ただしくなった。夕方、西宮市の球団事務所で編成会議が行われ、FA戦略について今後の方針が話し合われた。高野球団本部長は広報を通じて「現時点で球団としてコメントすることは何もございません」としたが、会議ではFA選手が公示される10日15時に即、糸井と連絡を取り、交渉解禁日の11日に第1回のテーブルを用意することなどを確認した。 糸井サイドとの折衝、条件面など事務的な作業は球団に一任しているが、必要戦力のリストアップについては金本監督が先頭に立った。キャンプ地の高知・安芸で「編成面はフロントに任せてある」と話すにとどめたが、8月27日の拡大編成会議で、早々と指揮官は糸井の必要性を訴えていた。キャンプ前の10月26日に行われた編成会議には自身も出席。この日は球団幹部らに「足もあるし、長打力もある。どこの球団だって欲しいでしょうし、欲しい戦力ですよ」とあらためて伝えたという。 調査の過程では来季36歳という年齢面を憂慮する声もあったが、今季53盗塁を決めた糸井への金本監督の評価は不動だった。誠意を込めた速攻アタックの方針は、坂井オーナーの承諾も取り付けている。大型契約を提示しているオリックス残留か、阪神移籍か。糸井争奪戦は早くも関西ダービーの様相を呈してきた。 PR情報
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