２５年ぶりにリーグ制覇を果たした広島東洋カープは５日、広島市の平和大通りで優勝パレードをする。今季限りで引退する黒田博樹投手やジョンソン、エルドレッドら外国人選手、打撃投手、トレーナーなど裏方を含め７０人余りが参加する予定。広島地区ではテレビ全局が生中継する。

　午前１０時半に西区西観音町を出発、中区の鶴見橋西詰めまで約３キロをパレードする。オープンカー４台、２階建てオープンバス５台などに分乗する。午前９時４５分から平和大通りと周辺の車の通行が規制される。

　広島県の民放４局とＮＨＫ、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）ちゅピＣＯＭが生中継する。ＮＨＫ総合は中国地方向け。パレードの模様は共同撮影し、ゲストや過去の映像などで特色を出す。民放４局は午後にマツダスタジアム（南区）である優勝報告会まで中継し、県外ファンのためにホームページやスマートフォンアプリなどで無料配信する。

　実行委員会事務局には２日までに、全国各地と米国の新聞、雑誌、放送など５２社から取材申し込みがあった。取材記者とカメラマンは３００人を超える予定だ。

　カープの優勝パレードは１９７５年の初優勝以来４１年ぶり。前回は約３０万人の人出があり、今回はそれを上回るとみられる。