東京メトロは4日、銀座、東西、半蔵門の3路線のホームドアの設置計画を見直したと発表した。従来の計画より最大1年程度前倒しされる。2022年度までに全9路線179駅のうち、87%で設置が完了する。
8月に銀座線の青山一丁目駅で起きた視覚障害男性の転落死亡事故などを受け、検討を続けていた。同社によると、銀座線(大規模工事中の渋谷、新橋駅を除く)では16年度中に設置を開始し、18年度上期に完了させる。
東京メトロの調査で、障害者の利用が多かった東西線の6駅、半蔵門線の7駅は19年度末までに完了させるという。
丸ノ内線、有楽町線、南北線、副都心線は全駅設置済みで、東京メトロのホームドアの設置率は15年度末現在で47%。【高橋昌紀】