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タニオカアイ

ウソとホントの間の話

ごはんの話

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秋のお祭りも落ち着いて、そろそろ各地の新米が出揃ったころでしょうか。

いま食べているごはんは、玄米から五分に精米して炊いています。そのままはもちろん、焼おにぎりや炊き込みごはんにすると、しみじみ美味しいです。

田んぼの稲から実をはずして一番外側がもみ、それを剥がしたものが玄米です。玄米は楕円で柔らかいぬかにおおわれていて、その中に硬い白米があります。白米の少し凹んでいるところに相当するのが胚芽です。

玄米から白米になる段階があり、分づき米といいます。機械にもよりますが精製度が低い順に、玄米・一分づき・三分づき・五分づき・七分づき・精白米となります。

精米機によっては胚芽米や上白米、無洗米(上白米をさらに研いてぬかを飛ばす)を選べる場合があります。

食品成分表では玄米の特徴として食物繊維ビタミンB1・ミネラルの豊富さが挙げられています。全体の95%がぬかや胚芽部分に含まれています。

ただし精製度が低いほど難消化性になり、風味も濃くなります。甘みを感じるまでには咀嚼も回数が必要になります。したがって人によっては身体的に受け付けない場合もあります。

そういったわけで、玄米や一分米(ほぼ玄米、傷がついて吸水しやすくなる)は素敵なのですが、七分づきからはじめて、いまのところ五分づきに落ち着いています。七分づきだと少し黄みがかっている程度で食味のギャップはほとんどありませんでした。

寒くなってきたのでSF的には五分づきの無洗米をつくる機械の開発を期待しています。