“倒産アイドル”黄金時代 新事務所決定…土下座実った
今年6月に結成され、9月28日に所属事務所が倒産していたアイドルグループ・黄金時代が4日、都内で会見し、新たな所属事務所の決定とデビューCD発売を発表した。
海賊をイメージしたグループながら、わずか3カ月で“難破船”と化してしまった黄金時代には、40社以上が引受先として名乗りを上げたという。その結果、芸能事務所ではないものの、映像や音声制作を専門とし、レコードレーベル「スカイミュージックエンタテインメント」も運営する株式会社東洋レコーディングに所属することが決定した。
倒産発表の会見では、メンバー全員で土下座をして新所属先を募集。期間は1カ月程度をメドとしていたため、ギリギリのタイミングでの決定となった。リーダーの安田帆花(15)は「倒産を発表して、ライブに来て下さる方が減ったりして…。心配してくれる方々が多かったので、その不安をどれだけ消していけるかというのが大変でした」と述懐。今後については「不安もありますけど、期待も大きいです。大きな一歩を踏み出すチャンスだと思っています」と意気込みを語った。
来年1月には、ミニアルバムでCDデビューすることも発表。同社の佐藤公彦社長は、「次の宣伝費にかけるお金のこともあるので、少なくとも3000枚は売って欲しい。当社は工場でCDは作り放題ですから」と、いきなり高いハードルを決定した。
メンバーの七瀬つばさ(21)は脱退が濃厚のため、この日の会見も欠席。再出発に合わせ、新たなメンバー募集も発表した。