衆院厚労委 民進・共産欠席の中 年金関連法案審議

衆院厚労委 民進・共産欠席の中 年金関連法案審議
衆議院厚生労働委員会は、民進党と共産党が、委員長の職権による委員会の開催に抗議して欠席する中、年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案の実質的な審議が始まりました。
衆議院厚生労働委員会の冒頭で、民進党と共産党は丹羽委員長に詰め寄って委員長の職権による開催に抗議する中、丹羽委員長が開会を宣言しました。
このあと、民進党と共産党が欠席する中、自民・公明両党と日本維新の会が年金支給額の新たな改定ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案の質疑を行い、実質的な審議が始まりました。
野党側の筆頭理事を務める民進党の柚木国会対策副委員長は記者団に対し、「委員長職権で強行開会されて、『年金カット法案』が強行で審議されていくのは、安倍政権の数のおごりだ。巨大与党であれば、野党なんて質問させなくていいと、どんどん審議を進めている」と述べました。
一方、与党側の筆頭理事を務める自民党の田村前厚生労働大臣は「与党としては円満に委員会運営をしたいが、普通に委員会を開催できない異常な状態が続いている。国民は審議の中身を見たいのであり、委員会に出て議論するのが大前提だ」と述べました。