衆院本会議の開会見送り パリ協定の議案承認は来週以降
衆議院議院運営委員会の理事会が4日午後6時前から開かれ、4日に予定していた本会議の開会を見送ることを決めました。これにより、地球温暖化対策を進める国際的な枠組み「パリ協定」の締結に必要な議案の承認は、来週以降にずれ込むことになりました。
衆議院議院運営委員会の理事会で、4日に予定していた本会議の開会を見送ることを決めました。
そして自民党は、週明けの7日に改めて理事会を開いて、地球温暖化対策を進める国際的な枠組み「パリ協定」の締結に必要な議案や、TPP協定の議案などの取り扱いを協議したいと提案しました。
これに対し、民進党は「強行な委員会の運営に激しい怒りを覚える」と抗議したうえで、特別委員会での採決の撤回と山本大臣の辞任を求めて、折り合わず、引き続き協議することになりました。
佐藤委員長は「どうしてこういうことが起きたのか、私もよくわからず、驚きを隠せない。力不足で申し訳なく思っており、きょう特別委員会で採決が行われたことを陳謝したい」と述べました。
そして自民党は、週明けの7日に改めて理事会を開いて、地球温暖化対策を進める国際的な枠組み「パリ協定」の締結に必要な議案や、TPP協定の議案などの取り扱いを協議したいと提案しました。
これに対し、民進党は「強行な委員会の運営に激しい怒りを覚える」と抗議したうえで、特別委員会での採決の撤回と山本大臣の辞任を求めて、折り合わず、引き続き協議することになりました。
佐藤委員長は「どうしてこういうことが起きたのか、私もよくわからず、驚きを隠せない。力不足で申し訳なく思っており、きょう特別委員会で採決が行われたことを陳謝したい」と述べました。
外務省 実質的影響はない
4日に予定されていた衆議院本会議が開かれず、「パリ協定」の締結に必要な議案の承認が先送りされたことについて、外務省幹部は、今月開かれる初めての締約国会合にオブザーバーとして出席できるため、実質的な影響はないとしています。
一方で、別の幹部は「『パリ協定』が発効されたきょう中に国会で承認されれば、国際社会に対して日本が環境問題に取り組む姿勢を示すことができたが、それができず、非常に残念だ。今後、一刻も早く国会で承認してほしい」と話しています。
一方で、別の幹部は「『パリ協定』が発効されたきょう中に国会で承認されれば、国際社会に対して日本が環境問題に取り組む姿勢を示すことができたが、それができず、非常に残念だ。今後、一刻も早く国会で承認してほしい」と話しています。