米大統領選 期日前投票が4割に達する可能性も

米大統領選 期日前投票が4割に達する可能性も
アメリカ大統領選挙は今月8日の投票日を前に期日前投票などで投票を済ませた有権者が3500万人を超えたと見られ、最終的に投票総数の40%に達する可能性も指摘されるなか、両候補ともこうした票を取り込もうと激しい争いを展開しています。
アメリカ大統領選挙は全米50州のうち37の州と首都ワシントンで期日前投票や郵送による投票の受付が続いていて、AP通信の集計によりますと、3日までに投票を済ませた有権者は合わせて3510万人に上るということです。これを、前回4年前の大統領選挙の投票総数、1億3000万人余りと比較するとおよそ27%に当たり、AP通信は事前に投票を済ませる人は前回の30%余りを上回り最終的に40%に達する可能性もあると分析しています。

民主党のクリントン候補は3日の演説で「もしまだ投票していなければほかの人も連れて事前の投票に行ってほしい」と呼びかけました。また、共和党のトランプ候補は一部の州では事前投票のやり直しを認めていることからメール問題の再燃を機に、すでにクリントン氏に投票した人は自分に投票し直すよう訴えています。

今月8日の投票日を前に最後の週末となる5日と6日には期日前投票を行う人も多いとみられ、両候補ともこうした票を取り込もうと激しい争いを展開しています。