スーツケースから女性遺体 夫を殺人容疑でも再逮捕へ

スーツケースから女性遺体 夫を殺人容疑でも再逮捕へ
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ことし6月、東京・品川区の運河で、スーツケースに入った中国籍の女性の遺体が見つかった事件で、警視庁は、遺体を遺棄したとして起訴された女性の夫が窒息させて殺害したとして、4日にも殺人の疑いで再逮捕する方針です。
この事件は、ことし6月、品川区東品川の京浜運河で浮いていたスーツケースの中から、中国籍の楊梅さん(34)が遺体で見つかったもので、荒川区に住んでいた楊さんの夫で、中国籍の周世超被告(37)が遺体を遺棄したとして、死体遺棄の罪で起訴されています。

これまでの調べに対し、周被告は「金を巡って口論になり、布団を顔に押し当てて殺した」などと供述していたことから、警視庁がさらに捜査を進めた結果、周被告が窒息させて殺害したとして、4日にも殺人の疑いで再逮捕する方針です。

警視庁によりますと、周被告と楊さんは9年前に中国で結婚したあと、技能実習生として、それぞれ来日し、その後、いずれも勤務先からいなくなり、事件の直前から都内で一緒に暮らしていたということです。

警視庁は2人の間に金銭をめぐるトラブルがあったと見て、詳しい経緯を調べることにしています。