カバンに入れて持ち運べる電気自動車があれば、東京の町の移動もより便利になる−。そんな願いをかなえる小型パーソナル・モビリティー(移動手段)「WALKCAR」(ウォーカー)を東京のベンチャーが開発し、予約販売を始めた。予約台数が21日の受け付け開始からわずか3日後の24日には一気に千台に到達し、話題となっている。
東京・渋谷のベンチャー「COCOA MOTORS(ココアモーターズ)」で、エンジニアの佐藤国亮代表取締役らが開発した。
利用者はウォーカーの上に立ち、ちょうどスケートボードのように身体の重心をずらすことで前後左右への操作を行い、ハンドルがない。2つの電動モーターと4つの車輪だけで最高時速は16キロに達するという。
ミソとなるのが小さい筐体で、サイズは13インチノートPCとほぼ同じ。重量も2・8キロに抑えられ、小脇に抱えられることから、同社は「カバンに入れて持ち運びができる電気自動車」などとアピールする。
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