[11.3 J1第2ステージ第17節 名古屋1-3湘南 パロ瑞穂]
名古屋グランパスは初のJ2に降格した。ホームで戦った湘南ベルマーレとの最終戦。結果的には引き分け以上の成績であればJ1残留を決めることが出来たが、1-3で惨敗し、はかない夢と散った。
試合終了直後に行われた名古屋の今季最終戦セレモニー。謝罪を述べる久米一正社長の言葉は、サポーターのブーイングにかき消されて、しっかりと聞き取ることが出来なかった。「私の責任だと感じている」。記者会見に臨んだ久米社長は反省の言葉ばかりを並べた。
「J2に落としたことは、私の人生は一代で終わりますけども、名は末代まで残る。名古屋を落とした社長は誰だ、久米だと。オリジナル10のメンバーでこれまでJ2に落ちていなかった名古屋を落としてしまったことは末代までの恥だと思っています」
まずは早急な責任の追及が求められる。昨季までの2シーズン、西野朗元監督の下で10位、9位という成績を残した。中位に低迷したことで、クラブは新監督招へいに舵を切り、GM補佐だったクラブOBの小倉隆史氏を迎え入れた。
しかしチーム 第1ステージから出遅れると、夏場はクラブワーストの未勝利記録を更新するなど、全く勝てない状況に陥ってしまった。当初、小倉監督の続投を明言していた久米社長も8月末にようやく重い腰を上げ、監督交代を行った。しかし一度空中分解したチームがわずか数か月で修復するはずもなく、結果、最悪の結末を迎えてしまった。
明らかな低迷の原因となってしまった小倉前監督については、「小倉くんを招聘したのは私です。選手を決めていく、選手の見極めも含めて、GM職をやっていたので、そのまま監督になったほうがスムーズにいくと思った」と招へい理由を改めて説明。
自身の進退については「時間を頂きまして、みなさんに話をしたい。任命責任がありますし、サポーターの前でJ1に残れなかったらという話はしているので、進退伺は出そうと思う」と話す一方で、「年も年という考えもあるが、J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。少し、自分自身の中で考えたい」と続けた。
そしてチーム再建への意欲も示す。「J2リーグを昇格するのは簡単ではない。1年で戻って優勝争いをするチームにするには、選手たちに残ってもらいたい。残していくべき選手は残したいと考えている。選手たちは監督の問題、補強、社長はどうなるんだというところまで考えて選んでいくと思う。その時までに結論を出さないといけないと思っている」と表情を引き締めた。
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