【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道官は3日、リビア沖で難民・移民を乗せた船2隻が沈没、少なくとも240人が死亡したと明らかにした。これで今年、地中海を渡ろうとした難民・移民のうち遭難などによる死者・行方不明者は4千人を超えた。
報道官によると、2隻はイタリアに向かっていたとみられ、2日未明に遭難した。死者には女性や子どもが含まれているという。
地中海では中東やアフリカからの難民・移民が船で渡り、遭難する例が相次いでいる。国際移住機関(IOM)によると、3日現在の今年の死者・行方不明者は4220人となった。