倒木で下敷きになった83歳女性が死亡 長野

3日、長野県信濃町のホテルの跡地で高さ20メートル余りある木が倒れて4人が下敷きになり、意識不明の重体となっていた83歳の女性が搬送先の病院で死亡しました。
3日午後3時前、長野県信濃町野尻のホテルの跡地で、高さ20メートル余りある木が倒れて近くにいた4人が下敷きになりました。

このうち、東京・渋谷区の粟野妙子さん(83)が意識不明の重体になっていましたが、4日午前0時40分ごろ、搬送先の病院で死亡しました。
また、一緒にいた50代から80代の男女合わせて3人も頭などに、けがをしました。

警察によりますと、倒れた木は樹齢100年と見られるナラの木で幹が直径1メートル、高さが20メートル余りあるということです。
現場のホテルの跡地は野尻湖の湖畔にあり、4人は3日、景色を見に来ていた際に倒れた木の下敷きになったと見られるということです。

現場の土地を所有する男性によりますと、この木は枯れて倒れる危険があったため、敷地に立ち入らないよう、入り口などにロープを張っていたということです。警察は当時の状況を詳しく調べています。