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Dr.Milo(ドクターミロ〈仮名〉)はきゃとらにの大学時代の恩師です。心理学の中でもマーケティング心理学、行動心理学、統計学クラス、卒業研究論文クラスの計4クラスでお世話になった先生です。
数学の博士号を持つドクターミロの専門は統計を用いたマーケティング分析。座右の銘はずばり『懐疑的であれ』。いかなる情報であろうと自身でソースや分析方法を確かめるまでは信用しないのが彼の信条です。どんな有名機関や著名な研究者からの情報であろうと関係なしです。中途半端な情報をドクターミロに投げようものなら「その情報ソースは何だね?」に始まり統計、その他検証法などあらゆる角度からツッコミが入るため迂闊ことは言えたもんではありません。
また卒業研究のクラスでは論文の第一稿提出日に必ずマイゴミ箱を持参し、一つでも不備を見つけた時点で学生が徹夜で仕上げた原稿をすべてゴミ箱に放り込むことでも有名です(物差しでインデントも計ります)。そして渾身の論文を無情にもゴミ箱に食われた学生たちは泣きついた先輩たちからドクターミロが卒業研究論文クラスを教えてこの方このゴミ箱に収まらなかった論文は一つもなかったという事実を聞かされるのです。もはや通過儀礼。あ、もちろんきゃとらにの第一稿ももれなくゴミ箱行きでした。
そんなこんなで冷血との呼び声高いドクターミロ。しかし家では家族思いのお父さん。講義中もひょんなことから話題が家族のことにシフトするのは珍しいことではありませんでした。今回はクリスマスも迫ったある日の講義中の一コマ。
「サンタクロースなんて存在しないんだからね」と子どもに教えること。普段恐れられ、尊敬されているドクターミロでしたが、この時ばかりは意見は真っ二つに分かれました。
・いついかなる時でも誠実であることを証明するため、クリスマスプレゼントをくれるのはサンタクロースなどという恰幅が良くてフサフサの白いひげを蓄えた知らないおじいさんでなく親である自分だから、と初めから教える。
・子どもの夢を壊さないために「サンタさんからのプレゼントだよ」と言う。
どちらの言い分にも子どもに対する思いやりがあります。我が家は後者でしたが、時が経つにつれて『サンタさんがプレゼントを持ってきた』設定は意外とあっさりかなぐり捨てられていた気がします。いつの間にか親は自分たちがプレゼント買っていることを隠さなくなったのです。そしてきゃとらにの方もそれに驚くことも、それを悲しむこともなく、ただ「あーそうだろうね」くらいにしか思わなかった。そんな感じだったので、サンタの存在をほのめかした両親を嘘つきだとは思わなかったし、その後の彼らへの信用自体がサンタをきっかけに変わることもなかったと思います。
だからドクターミロが心配するようなことが実際あるのかどうか自分では今でもピンとこないんですよね。
サンタのことでここまで物議を醸すなんてサンタもビックリでしょうね。
きゃとらに🐈
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