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香港の反中派当選者が宣誓強行、議場が異例の混乱 中国が介入との観測報道も
【上海=河崎真澄】香港の公共放送RTHK(電子版)によると、立法会(議会)で2日、9月の選挙で当選しながら就任の宣誓が無効とされた反中派の新人2人が議場で宣誓を強行し、親中派の議員らともみ合いになった。立法会は週明けまで休会になった。2人は香港独立を示唆する急進的反中国勢力「本土派」に属し、香港基本法(憲法に相当)に基づく宣誓時の言動が問題視された。香港各紙は2日、基本法の解釈権を持つ中国全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が3日にも議員宣誓をめぐる解釈を示し、最終判断を下すと報じた。