ちょっと思い切ったハイブリッド車
ノートに新パワートレインが採用
ガソリンエンジンと電気モーターの両方を備えた日産自動車の「NOTE e-POWER」が話題だ。エンジンは発電に使うだけで、駆動はすべてモーターが担う。加速性能の高さと静穏性、燃費性能に優れる。
エンジンの役目は発電だけ
新パワートレイン「e-POWER」が特徴だ。通常の発進や走行時には、エンジンが停止したままバッテリーからの電力だけで静かに力強く発進する。夜間や早朝の住宅街でもエンジン音を気にせず走行が可能。
静かで機敏な走行性能がうり
バッテリーの残量や車速に応じてエンジンを始動。エンジン音が気にならない回転数に制御しながら充電を行う。しかし急加速や登坂時には、バッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接モーターに供給する。
最大トルクは254N・m/0~3,008rpmと、2.0Lターボ車並をうたっている。
さらに減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力をバッテリーに充電する。外部電力からの充電は不要。ガソリンの給油のみで走行する。エンジンを発電専用にすることでアクセル開度による影響を受けにくくし、優れた燃費を実現したとする。
低燃費も特徴だ
希望小売価格は2WDの「e-POWER S」グレードで164万1,000円(税別、以下同じ)。このグレードの燃費はJC08モードで37.2km/L。
ちなみにガソリン車の「S」グレードは価格が129万円で、燃費が23.4km/Lとなっている。