トラックが突っ込み小学生4人が重軽傷を負った事故現場=千葉県八街市文違で2016年11月2日午前9時16分、信田真由美撮影
少年「助手席の仕事仲間と話に夢中に」
千葉県八街(やちまた)市で集団登校中の小学生の列に2トントラックが突っ込み、4人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕された会社員の少年(19)が、運転免許を取得して半年しかたっていなかったことが、県警への取材で分かった。少年は「助手席の仕事仲間との話に夢中になっていた」と話し、県警佐倉署は前方不注視でハンドル操作を誤ったとみて調べている。
佐倉署などによると事故は2日午前7時10分ごろに国道409号で起き、近くの市立朝陽(ちょうよう)小の3年男児が頭の骨を折る重傷、2~5年の児童3人が軽傷を負った。トラックは児童の列の後方から歩道に乗り上げたという。
少年は県警の調べに「左側の歩道にいた子供に接触しそうになり右に回避したが、対向車が来たため、避けようとハンドルを左に切ったらぶつかった」などと話し、容疑を認めているという。【金森崇之、近藤浩之、信田真由美】