どうも。りえです。
夫婦で300万以上、詐欺にあったことがあり…なーんて自己紹介に書きつつ、なかなか書かずにいた過去。
そろそろ書いてみようかと思いまして。
今日は、私たち夫婦が体験した、詐欺の大雑把な流れと学んだことを書いてみたいと思います。
うわ、かわいそう…って読むのもよし、怖いな~って思うのもよし、こいつ騙されてアホなやつだなって思うのもよし。
リアルな体験を書こうと思うので、こんな詐欺あるんだなあ…とビックリしちゃってくださいまし。
当時、遊び盛りの25歳。
結構、壮絶で人生どん底な体験をしましたが、思えば、ここがわたしの原点になっています。
そして、この体験がなかったら、わたしはいまと全く違う自分だったと思います。
- ブログ
- 夫婦でがんばって結果を出したせどり
- フリーランスへの憧れ
- 自分の人生を自分で作りたいと思うこと
- 同じようにお金や育児、外見などなど、人生に悩む人の助けになりたいと思うこと
- 子どもや夫婦の将来のことを考えた貯蓄、保険で備える大切さ
- ウォーキングのインストラクターの資格を取ること
- 固定でやとわれる仕事より、子供との時間を大切にしたいこと
- 贅沢はしないけれど、必要なものはお金を気にせず買える幸せ
- 生きていればどんなつらい経験でも、きっと乗り越えられるんだということ
- 前が見えなくても、がむしゃらに走り続けていれば、状況は少しずつ変わっていくんだということ
- 想像できる夢はかなうということ
- この世の中は悪い人ばかりじゃないこと
- 一生、挑戦し続けるのが楽しみになってきている自分がいること
これらは、詐欺体験から6年かけて、少しずつわたしの中で変わってきたことや手に入れてきた宝物です。
もしかしたら、当時の私たちに必要だったから、起きた出来事なのかもしれませんね。もうコリゴリだけどな。
さあ、今日も元気に、いっくよ~!
忘れたい過去
あれから、もうじき6年もたとうとしているのか。忘れたくても忘れもしない。
詐欺師との出会いは、2011年3月11日の東日本大震災が起きる少し前のことだった。
初めは顔見知りのおじさん(わかりやすくBとしよう)だったのだが、妹の彼氏の知り合いだということで、わたしもなんの疑問もなく、仲良くなった。
もう忘れたが、当時、Bの年齢は43歳くらいだったように思う。
いつもシャツを着こなしており、割とおしゃれな印象。年の割に若く見え、姿勢が良く、いつも堂々としている。
周囲の人はみな、Bのことをお金持ちの投資家だと話しており、だれも疑っていなかった。
いつも明るく話しかけてくれる、気さくなおじさん。物知りで、話もとても面白い。そんなイメージだった。
何度も他愛もない話を話すようになり、気を許すようになったころ、Bから車で家まで送ってくれないかと頼まれた。
わたしは疑問に思うことなく、OKしてしまった。これが詐欺の始まりだとは知るよしもなく…
Bは後日、お礼と称して、わたしにブランド物の財布をプレゼントしたいといった。
何度か断ったが引く気配がなく、当時の彼氏(今の旦那)に相談して、「まあそんなにいってくれるなら、いいんじゃない」と財布を後日、プレゼントしてもらった。
一緒に買いに行った帰り道、Bの迫真の演技が始まった。急に、かかってきた電話に出て、取り乱し始めたのだ。
電話を切って、彼はこういった。
「脱税で口座が凍結されて、解除するのにお金が必要だ。今、いろんなところからお金を集めてる。月末までに〇百万集まらなかったら、俺は終わりだ。」
その日はかわいそうに思いながらも帰宅したが、わたしはBのことが気になっていた。
後日、信じられないことにわたしはBの車の中で、泣きつかれ、「もう死ぬしかない」というBにお金を貸す約束をしてしまう。
1週間後にちゃんと返してくれるって言ってるし、大丈夫よね。
この人お金持ちってみんな知ってるし、自分たちの口座で眠っているお金が、1週間貸してあげるだけで、この人を救ってあげられるのなら、悪いことなんてないよね。
そう言い聞かせてた。
わたしは同棲していた彼と一緒にためた結婚資金を、無断で貸してしまった。
大の大人が、泣いて死ぬしかないと言っている状況に、同情してしまったのだ。
この人いい人だし、かわいそう。お金持ちだし、1週間だけならばれることもない。借用書もしっかり書いてもらえば、大丈夫。
ごめん。
そう決意したけれど、50万円をおろすときは本当にドキドキして、これでいいのかってすごく迷った。
だって母に、小さいころからずっと言われていたから。
「身内にも、友達にも、何があってもお金を貸しちゃダメ。お金を貸すなら、あげるつもりで貸しなさい。」
ギャンブル依存症の父に散々、困らされた母は、わたしにそんな言葉を小さなころからかけ続けた。
誰がそんなこと。貸すわけないじゃん!
そう思っていたのに。実際、わたしは父にお金を何度貸してと言われても貸すことはなかった。
でも、こんな見ず知らずの他人に、いとも簡単に貸してしまったのだ。そのお金が返ってこないとも知らずに。
ここからわたしは、詐欺のどん底にはまっていく。
返済の期限が来ても、お金があと百万足りなくて、銀行からお金がおろせない。
そうやって追加でお金を払わせたあとは、期限は理由を付けて、伸ばし伸ばしにされるばかりだった。
不安で不安でたまらなかった。Bはそんなわたしに、銀行が思い通りにならなくて申し訳ない、お詫びに未公開株の投資をしないかと持ち掛けた。
わたしは彼にBを合わせ、話を聞いてもらい、お金を貸してしまったことを話し、謝った。
彼は少しも怒ることはなかった。
Bは話がとても上手だった。相談したのち、少し投資することにして、彼とBも親しくなった。
私たち3人は、とても仲良くなり、毎日のように一緒にご飯を食べたり、出かけたりした。
もちろん、Bのおごりでだ。後から聞いたら、詐欺したお金でおごっていたらしい。
Bは、本物のお金持ちのように過去のウソの武勇伝を語り、夢を語った。
一緒に宝石店に行ったり、カーディーラーにいって、ミニクーパーや、フェラーリに試乗して、契約したりした。
目の前で自信満々に、高級車を試乗し、うんちくを述べ、買うよ。といって契約する。
こんなことをされて、Bが金持ちではないなんて信じられなかった。
ただ、わけがあって私たちが貸したお金が返せないだけ。
そう思いたかった。
こうやって、毎日毎日Bと会って、一緒にいるうちに私たちはとてもBのことを信頼するようになっていた。
夢のない大人たちが多い中、Bはこんなビジネスをしているだとか、何千万を動かしているとか、スケールの大きなことばかり言っていた。
でも、お金はいつももっともらしい理由を並べられ、返ってこず、時間だけが過ぎていた。
途中、70万円を現金で返してもらったことで、また信用度が上がる。が、さすがにもうお金を渡すのはやめようという話になっていた。
しかし、彼もわたしに内緒で、Bにお金を渡していた事実が発覚。りえを喜ばせよう!とうまく丸め込まれていた。
返ってきた金額を除いても、総額300万越えだった。当時の貯金額、すごい(笑)
Bと出会ってから、半年が過ぎたころの9月。
毎日連絡が来るはずのBから連絡が来ない。
おかしいねといっていたところに、警察から電話が来た。
「〇〇警察署です。Bさんの詐欺被害の件で、事情聴取をお願いします…」
長い長い、悪夢から覚めた瞬間だった。
結局、私たちを含め、何人もの人が騙され、何百万ととられていたことを知った。
誰一人として、お金を返してもらった人はいなかったらしい。
苦痛な事情聴取を受け、ぽっかりした気持ちでしばらくすごした。毎日泣いた。
でも、わたしは思った。
あいつ、釈放されたら会いにきそうな気がする…
だって、詐欺をしてお金を取ったらもう消えてしまえばいいのに、(そうしてくれたらどんなに楽だろうと思うのに、)Bは毎日のように私達と一緒にいた。
半年間、ずっとだ。お金も最後の数カ月は、1円も払っていない。
Bのおごりで食事に行ったり、ドライブしたり、遠出してみたり、彼は冗談を言ったりしながらいつも楽しそうにしていた。
私達と言えば、お金が返ってこないのなら、ここまで頻繁に会いたくないねというくらい、プライベートの時間も奪われ、時には怒りをぶつけ、そのたびにうまくはぐらかされ、でもBを憎み切れずに半年過ごしたのだ。
予感は的中した。
逮捕後、Bから電話が2回、そして、一度会いに来たのには驚いた。
どんな面下げてこれたんだろうか。
Bは「迷惑かけて、すみませんでした。お金は絶対に返します」といった。
口だけじゃなくて、来るならお金をもってきてください、的なことを言った気がするが、その後Bからお金を取り戻すことはあきらめ、引っ越した。
期待すると、いつまでも縛られるから。
警察から聞いたのだが、Bは無職で、家もなく、女の家に入り浸っていてその女も借金まみれ、家族からも縁を切られてしまっていたそう。
一円も残っていないし、働いてもいないので、お金を取り戻すのは無理だろうと言われた。
300万の詐欺体験から学んだ、とても大切なこと
お金は貸してはいけない。たとえ知人、身内であっても。
私たちはこれを身を持って、体験した。
おかげでもう、どんなに同情してもお金を渡すことはあり得ないし、儲け話にホイホイ乗ることもないだろう。
かわいそうだけど、がんばってねと思うだけだし、お金じゃない部分で助けてあげたいと思う。
最悪、お金を渡すとしてもだ。本当にせいぜい数万円、捨てるつもりで渡す程度だろう。
他人に稼いでもらおうという思考では、いつまでたっても痛い目を見る
初めのきっかけは同情してしまったことだったが、深みにはまったのは儲け話だ。
初めに渡してしまったお金を取り返すためというのも、大きかった。
でもね。詐欺にあって痛感した。わたしはBに騙されなくても、遅かれ早かれ、ほかの人に騙されていただろう。
その理由は、当時のわたしが自分で幸せになろう・稼ごうとする気持ちより、人に何とかしてもらおうという気持ちが強かったから。
お金持ちと知り合って、うまくいったらラッキー。宝くじが当たってお金が転がり込まないかな。
こんな思考のやつは、いつまでたってもうまくいくことはないし、幸せになんてなれない。
やり方を教えてもらうにしても、自分で調べたりやってみたり、試行錯誤できないやつは成功する価値なんて、ないのだ。
当時はわからなかったいや、わかりたくなかった事実だが、悔しくて悔しくて、無我夢中でひたすらもがいて、やっとわかった。
自分で稼ごう、自分で何とかしよう!そう思って真剣に取り組み続ければ、時間はかかっても、絶対に結果は出るのだ。
事実、保険で貯金を殖やしたり、切り詰めて貯金をしたりして、失った300万円なんてすぐにペイできた。
それだけではない。せどりで旦那は独立できたし、わたしもブログで少しずつ、結果が出始めている。
そしてこれからも、私たちはいろんなことに挑戦し続けていくだろう。
お金は手に入ると思った金額だけ手に入るし、リアルに想像できる未来から叶っていく
これは悔しいけれど、詐欺体験がマジで役に立った件。
もともと私たち夫婦は、平凡で野心のかけらもなかった。一生サラリーマンで、子供ができて、家を建てて、死んでいくのだろう。
そういうタイプだった。よく言えば欲がない、悪く言えばつまらない人生。
でも、詐欺師は私たちに自由に夢をみてもいいのだと教えてくれた。高い授業料だったぜ。
口を開けば、投資のお金が入ったら世界一周旅行に行こうだの、クルーザーが…だの、フェラーリが…だの、エステ開きなよ…だの。起業すれば…だの。
なんか、なんでも叶いそうな気がしたわけです。
そのあと、お金も信用もなくなったけど、欲は残るじゃない。
そうしたら、いまの自分たちの暮らしに、疑問を感じるようになって。
お金はゼロになったのに、欲は残るっていう最悪な状況だったけど、少しずつやりたいことをしていったら、サラリーマンをやめれたり、なんだか自由になってきてる。
だからあいつには、ちょっぴり感謝してるくらいなんだぜ。いまとなってはな。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ
超有名なこの言葉。
結局、ポンとお金を手にしていたとしても、上手に使えなかったら何の意味も持たない。
結局、そのうちお金が無くなって終わり。
正しい使い道、増やし方を知ることが本当に大事だと知ってから、努力できるようになったんだ。
物事全部そう。その人に依存してばかりじゃだめで、自分ひとりでできるようにならなければいけない。
だから自分の努力が必要なんだよね。
人は簡単に騙される生き物だ
立派な服を着て、堂々としていて話も上手。そんなBを疑う人はいなかった。
実際、母や職場の上司なんかにもあわせてしまったけれど、わたしがなにもいわなくても、あの人どっかの社長さんでしょ?って言われたくらい。
私たちも同じ。人間は、みんなが金持ちだと言ったら、簡単に騙されてしまうものなんだ。
それを知っているだけでも価値はあるはず。
警察は詐欺から守ってくれはしない
警察に捕まったら、お金って返ってくるものだと思ってた。
でも実際は違う。支払い能力がなかったり、本人に返済する気がないと返ってこない。
拇印まで押させた借用書なんて紙くずだ。
警察、税理士、弁護士。誰も味方になんてなってくれない。
結局ね。自分で自分の身を守るしかないんだよね。
口と行動が伴わない人と関わるのはよくない
よくいるじゃない。口先だけの人。
やるやるいって、やらない。
約束しても守らない。会いたいとこちらが言っても、「会いたいんだけどね…」といいつつ、時間を取ってくれないなどなど。
本質を見るには、言っている言葉を信じてはいけないんだ。
自分に対しての行動をみるべきだったんだ。約束を守る、時間を取ってくれる、有言実行の人。
こんな人と関わるべきだ。
どんなに口がうまくても、初めに渡した50万が返ってこない。この時点で、本質が見抜ければ、これだけの被害で済んでいたのにね。
つらい体験は、きっとあなたを成長させるためにあるのだ
つらくてどうしようもない。なかには死にたい!って思うくらいにつらいことがあった人もいるかもしれない。
でも、きっと。
乗り越えたとき、あなたはひとまわりもふたまわりも、成長しているはずだよ。
信じてみる?それともあきらめて、このまま一生、暗い気持ちで生きていくの?
まとめ
6年前。どこにでもいる、普通の女の子。
ぼんやり将来のことは考えてはいたけれど、誰かが何とかしてくれるだろうと受け身でしかなかったわたし。
そんな25歳のわたしには、この詐欺体験は、本当に本当につらい経験でした。
なんでわたしばっかり、とか詐欺師を紹介してきた人を恨んだりして。自分が悪いのにね。
本当に毎日、泣いてばかりでした。
仕事には、お金を取り戻すためになんとか毎日行った。失ったお金をもう一度貯めることで、救われる気がして。
必死だった。
でも、家では毎日泣いていたし、休憩中に一人になるといつも勝手に涙があふれてしまう…
だけど、わたしは彼以外の前では決して泣かなかった。
いつもいつも、泣きそうになると唇をかみしめてこらえる癖は、いまでも残ってる。
おかげで感動する映画なんかを見ても、人前ではうるうるするだけで、絶対に泣けないんだ。
当時はりつめて、精一杯、普通を装って仕事をしていたわたしに、こう言った子がいた。
「りえちゃんはいいよね!いつもそんなに明るくて、美人で、なんにも悩みなんてないでしょう!わたしなんて、わたしなんて…(むかつきすぎてそのあとの内容は覚えていない)」
その子はうつだったので、いつも明るく見えるわたしがうらやましかったようだが、これにはむかつきすぎて、言い返した記憶がある(笑)
わたしだってね、300万の詐欺にあって、つらくてどうしようもないけど泣かずに必死に仕事がんばってんだよ!
みんなつらいことのひとつやふたつ、隠して生きてんだよ…!
本当にそう思うんです。
きっと、わたしだけじゃない。世の中には、わたしよりももっとつらい経験をした人も中にはいると思う。
でも、表に出さずとも、必死に前を向いて生きている人もいるはずだ。
私たちには命があった。
失ったのは、300万のお金と、半年間の大事な時間と、心底信じていた人への信頼。
これだけだ。
よかったじゃないか。これですんで。いまでは心からそう思える。
もちろん、6年たったいまだからこそ、いえることなんだけれど。
ようやく、本当の意味で吹っ切れて、こうやってブログに書くことができました。
次回はわたしがどんなふうに、このつらくてつらくて、どうしようもない時期を乗り越えていったかを書こうと思います。
みんな、それぞれつらいこと、悲しいことってありますよね。
きっとね、いまはすごくつらいけど、そのつらさを乗り越えれたら、きっともっとステキで強い自分になれると思うんです。
だから、泣いてもいい。休んでもいい。
だけど、絶対、あきらめないでほしい。
そのつらい体験、悲しい出来事に、負けちゃうのって悔しくないですか?
つらい体験が大きければ大きいほど、乗り越えたときにすごいパワーになるんだよって、わたしはいまだから言える。
まだまだ、わたしのパワーは小さいけど、もっと夢を叶えて、もっと楽しく生きてやるんだから!
このまま終わるなんてわたしらしくないし、つらい経験で終わる人生なんて、まっぴらごめんだから。