最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (当日分) |
目次へ.. 注目株のグラフ.. 中勢モデル波動.. 製品紹介 《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日くらいの動きをターゲットにしています。 (2016.11. 2) TOPIX 1368P(-24) 日経平均 17134円(-307) 20.5億株 (2兆2079億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.71% (2)英FT100 -0.53% (3)独DAX -1.30% (4)仏CAC -0.86% (5)NYダウ -0.58% (6)ナスダック -0.69% 10月のISM製造業指数は51.5→51.9へ上昇したため、米国長期金利は1.831%(+0.003)と変わらず。 ただ大統領選でトランプがヒラリーよりわずかに優勢という報道がなされたため株価は下落する。 トランプリスクといわれていますが、大方はヒラリー有利とみているようなので、今日の下げが明日も続くかどうかはわかりません。としてもすでにNYダウやナスダックのグラフは75日線を完全に下抜いているので、簡単には楽観人気は生まれません。 トランプリスクが発生したため円レートは103.74円と約1.2円の円高となりました。この円高によって日経平均は240円〜300円下げて当然のことですが、-307円安で終わりました。今日の下げは円レートに連動したといってよいでしょう。 ただ今日は日銀が706億円のETF買いをしています。この買いがなければ今日の最安値17080円くらいまで下げた可能性があります。そうであれば-361円安となって、円レートに加えたα(アルファ)があります。基本は利食い売りとリスク回避の売りでしょう。 日経平均が新高値の陰線となったのは10月21日、小波動のピークらしさが4.5ポイントになったのが10月27日。このあたりから6ポイントになるかどうかを注視していましたが、結局はそうはなることはなく、今日は海外要因によって、窓を空けて下落をしました。しばらく(最短で5日間)は調整をするものと思います。 値段でいえば75日線(16767円)または200日線(16591円)が下げのメドになります。25日線(17003円)も考えられますが、7月以来の下降小波動の幅は(a-A)が-1017円、(b-B)が-620円、(c-C)が-871円なので、600円〜1000円の下落は考えておくべきです。今回の小波動のピークは17473円なので、600円下げとなれば17873円、1000円下げとなれば16473円です。まず75日線か200日線までの調整があってもおかしくはありません。 |
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