透明で一筋の泡がたつ自然発酵のスパークリング日本酒「awa(あわ)酒」を世界に広めるため、「一般社団法人awa酒協会」(以下、awa酒協会)が設立した。また11月1日、第一回総会を国際文化会館(東京都港区)で開催し、永井酒造の永井則吉氏が理事長に就任した。awa酒協会では、世界の乾杯シーンで日本のawa酒がシャンパンやスパークリングワインと肩を並べる存在になることを目指し、国内の蔵元同士の連携を強めるとともに、awa酒の認定基準を定めることによる品質向上を図り、普及促進に努めていく考え。

 日本酒業界は、スパークリング日本酒の誕生によって、新たな可能性を見出しつつある。スパークリング日本酒は、ガス充填方式と自然発酵方式の大きく2つに分けられる。awa酒協会では、自然発酵方式のスパークリング日本酒に着目し、「awa酒認定」制度による生産方法や品質管理の一定化、酒蔵へのawa酒の技術普及、ブランディングの強化を図ることで、スパークリング日本酒の市場拡大、ひいては日本酒業界への貢献に寄与する。

 awa酒協会の事業内容は、awa酒認定制度に基づき、awa酒としてのブランド認定と品質管理を行うとのこと。また、会員間での情報共有や共同購入などによって、商品の品質向上と経費削減に取り組むという。さらに、awa酒の認定式や試飲会などイベントを行うとのこと。そして、awa酒醸造技術向上のための研修会を開催するという。

 awa酒協会では、商品開発基準と品質基準の2つの観点から定義を定めている。米(純米であることや精米歩合については規定しない)、米こうじ及び水のみを使用し、日本酒であること。国産米を100%使用し、かつ農産物検査法により3等以上に格付けされた米を原料とするものであること。醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること(二次発酵についてはタンク内でも瓶内でも規定内とする)。外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋泡を生じること。アルコール分は、10度以上であること。ガス圧は20℃で3.5バール(0.35メガパスカル)以上であること--としている。

 品質基準は、常温で3ヵ月以上、香味、品質が安定していること。また火入れ殺菌を行うこと。炭酸ガスは、配管及び容器内のガス置換の目的で使用するものを除く--としている。

awa酒協会=http://www.awasake.or.jp