ここ数年は企業の採用求人数が過去最高になり転職は売り手市場になっています。その結果、企業は中途・新卒含め採用活動の競争が激化しており、人手不足に陥っています。
また、かつては入社三年未満で辞めてしまう新卒社員はネガティブにとらえられていましたが、採用活動の競争激化のあおりを受け、入社三年未満で辞めてしまう方を「第二新卒」として採用しようとする企業が、中小零細だけでなく大手企業でも増加中です。
このチャンスを活かせば「就活に失敗した、やはり大手に入りたい…」「今の会社はブラックだし、仕事も向いていない、もっと良い企業に転職したい…」「でも入社3年は辞めずに我慢しろとも言うし…」などと悩んでいる方が挽回することができます。
「第二新卒」採用では、即戦力が求められる中途採用や、右も左もよくわからなかった就職活動時とも違う点が企業から求められるのです。
第二新卒採用のニーズが高まっている今だからこそ、大手企業への転職も考えてみませんか?
企業のニーズを知り、攻略法を考え、対策を練ることで「憧れのあの企業」や「隠れたホワイト企業」の内定を勝ち取ることができます。
今回は、そんな「大手企業に入社したい」第二新卒の方に向けたノウハウをお教えいたします。
そもそも第二新卒とは?
大卒で社会人経験が1~4年程度の方を第二新卒といいます。
新卒者が就職後、数年で離職する割合は年々増加傾向にあり、 厚生労働省が発表している大学新卒者の離職率統計では、約3割が三年以内に辞めていると言われています。
乗るしかない このビッグウェーブに!大手企業が「第二新卒」採用に力を入れている?
採用市場では第二新卒採用が増加傾向にあります。それは大手企業も例外ではありません。
求人数が過去最高で、どの会社も人材不足。企業は採用意欲満々です!
厚生労働省が発表した2016年1月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.28倍となり、1991年12月の1.31倍以来、24年ぶりの高水準となりました。求人倍率は12ヶ月連続で改善され、企業の採用意欲が高い状況が続いています。
大手企業も「第二新卒」採用を強化中!
中小零細だけでなく、大手企業も同じように人手不足です。新卒採用や中途採用だけでは人材不足を補えません。
そこで注目されてきたのが第二新卒採用。大手企業でも以下のような動きがあります。
第二新卒、大手各社が熱い視線 博報堂は採用数2倍に
社会人経験の浅い第二新卒の採用に力を入れる動きが大手企業の間で広がっている。三菱電機が今秋入社から採用を始めるほか、博報堂は採用数を2倍に増やす。経団連に加盟する企業の新卒採用面接が6月1日に解禁されたが、今年の新卒・中途採用は空前の売り手市場。第二新卒に間口を広げ、優秀な人材を獲得しようとしている。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20IJ7_R20C16A6MM0000/
日経新聞電子版がよると、『三菱電機』が2016年入社から第二新卒採用を始めるほか、『博報堂』では営業職の採用枠を2倍に増やし、期間限定で30〜40人を採用予定とのこと。
三井住友銀、第二新卒を採用 10月入行の総合職で20~30人
三井住友銀行は今春、大卒で社会人経験が2~4年程度ある第二新卒者の採用を始める。10月入行の総合職で20~30人の採用を見込む。大手行では専門知識を持つ即戦力の中途採用は一般的だが、第二新卒の採用は珍しいという。従来型の新卒一括採用とは別のルートも用意し、優秀な若手人材の確保につなげる。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC27H0A_X20C16A1EE8000/
また、『三井住友銀行』ではこれまで「新卒採用」と、「キャリア経験のある中途採用」のみだったのですが、2016年春から第二新卒採用に乗り出し10月期の入社に向け20〜30人の採用枠で募集をかけたそうです。
第二新卒向け求人数が前年比41%と増加中!
人材紹介会社の『エン・ジャパン』の情報では、5月時点の「第二新卒」へ向けた求人数はなんと2千件以上にのぼり、前年の同月と比較すると実に『41%』の増加という調査結果が出ました。
このように、大手企業でも「第二新卒」採用に積極的に取り組んでいます。
第二新卒で就活の失敗を挽回しよう
つまり、「第二新卒」というこのチャンスを活かせば、就活の失敗を挽回したり、向いていない今の仕事や会社から、異業種・異業界への転職や、憧れのあの大手に入社することも可能なんです。
大手企業は第二新卒採用に力を入れている?
- 第二新卒は売り手市場
- 中小零細企業だけでなく、大手も同じく第二新卒採用に積極的
- 第二新卒を上手く活用し、憧れのあの大手企業に入社しよう!
第二新卒・既卒向けのおすすめ転職サイト
口コミサイト『キャリコネ』
『キャリコネ』は企業の口コミサイトでもあるのですが転職支援サービスも行っています。転職サービスに登録すると、企業口コミ・企業の年収などが閲覧できるようになります。まずは登録してみましょう。
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20代第二新卒専門の転職は【マイナビジョブ20's】
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なぜ、大手企業は「第二新卒」採用を強化するのか?そのメリットとは?
なぜ、大手企業は「第二新卒」採用に力を注ぐのでしょうか?そこには、それだけの理由とメリットがあります。
企業のメリット1.新卒と違い、通年でいつでも採用できる
各企業間で新卒採用競争が激化しており、企業は新卒採用枠を満たすことが難しくなっている状況です。フレッシュな若手人材を獲得できていない状況が続いているのです。新卒の場合、1年に一度4月の一律入社まで待たないといけません。
その点、新卒と同じような若くフレッシュな人材を、一年中採用できる第二新卒採用は便利です。企業は通年採用できる「第二新卒」で、新卒不足を補おうとしています。
企業のメリット2.第二新卒層を狙う競合企業がまだ多くないため、企業は優秀な人材を獲得しやすい
採用市場全体で第二新卒採用を強化する動きが出ている一方で、新卒から三年未満で辞めてしまう第二新卒層を嫌う企業が多いのも事実です。
「また、すぐ辞めてしまうのではないか?」「どこかに問題がある人材なのでは?」と懸念しているのです。
だからこそ、世間的にはダメと思われている第二新卒層の中から「掘り出し物を見つけたい!」という大手企業も存在するのです。
高級ブランドのアウトレット商品のようなモノで、優秀な若い人材を安く採用できる点に注目している企業が増えています。
企業のメリット3.第二新卒は一から教育する必要のある新卒と違い、一定レベルの教育と経験がある即戦力を安く短時間で使える
第二新卒層は就職を経験し、新人研修など一通りの教育を受けた社会人です。社会人としての最低限のマナーやルールを身に付けており、再度教育をする必要の無いことが魅力です。
新卒の新入社員と比較しても即戦力として期待できるうえ、雇用契約を結ぶ上でも中途採用ほどの人件費がかからず大きなコスト削減に繋がるメリットがあります。
また、採用活動コストが安いことも魅力です。新卒採用を行う場合、合同説明会や大きな会場での会社説明会、新卒採用サイトの運営から筆記試験や数度にわたる面接、入社前のインターンでの教育、入社後の研修など、採用から教育まで1年から2年におよぶあらゆることにコストがかかります。
その点、第二新卒のほうがずっと安く採用でき、短時間で使い物になるのです。
企業のメリット4.経験が浅い、扱いやすいフレッシュな人材を獲得できる
「社会人経験が浅い」というと聞こえが悪いですが、若さあふれる第二新卒には『柔軟性と高い適応力』があり、再就職先での新しい仕事のやり方ににも、抵抗なくなじむことができます。
また、日本企業独特の「新卒神話」からも若くフレッシュな人材が好まれる傾向にあります。
堀江貴文氏らが日本企業の新卒好きに持論「ヘンな働き方が変わればいい」
ひろゆき:結局、日本の会社って新卒の社員が好きなんですよ。ってのも、個人のスキルよりも部下として扱いやすいかどうかを重視する傾向がめちゃめちゃ強いですから。
ホリエモン:よく「新卒は他社の文化に染まってない」っていわれるけど、そういうことね。
ひろゆき:んで、実際に中途採用の人をいきなり部長とかにする会社ってやっぱり少ないですよね。能力は秀でていても、生え抜きの人を優先しないと社内の調和がとれないみたいな理由もあったりしますから。
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/12215019/
キャリア経験豊富な中途採用者は能力こそ高くとも、過去の経験からすでに自分の仕事のスタイルを確立している方が多く、転職先の社風になじめないということも珍しくありません。
また中途入社の即戦力社員に、自分たちの仕事を奪われたり、仕事ぶりに口をだされ、新参者に実権を握られるのも面白くありません。
本来なら中途の即戦力をそれなりの給料で雇ったほうが会社の業績も上がるのでしょうが、日本の文化としてあまり受け入れられないようです。
そもそも、企業は、経験が浅くとも扱いやすい若手人材が欲しく、第二新卒はぴったりの人材と言えます。
企業のメリット5.第二新卒は、就職に失敗しているからこそモチベーションが高い
第二新卒は仕事選びを失敗してしまった方です。安易な就職活動を後悔している方がほとんどではないでしょうか?
彼らはその失敗から学んでおり、同じ間違いを繰り返さず「もっと自分にあった仕事を楽しみながらしたい」と強く思っているはずです。
例えば、「見栄だけで大手金融機関に入社したけど、ベンチャーでもいいから裁量権を持ってガツガツ仕事したいな…」などです。
イメージだけで行っていた就職活動中には見えてこなかったことが、実際に働くようになって明らかになり、自分の進むべき道を現実的に考え直しています。
だからこそ必死ですし、再びすぐ辞めるようなことも少ないのです。
企業のメリット6.第二新卒は忠誠心が高い
第二新卒は一つ目の会社で挫折しており、実績や経験・スキルが無い状況で転職活動をするため、転職活動は苦戦する傾向があります。
そんな即戦力となるような経験やスキルもない、若い自分の人間性や成長性に賭けて内定をくれた企業に、恩を感じやすいのです。
その結果、第二新卒は忠誠心が高くなり、入社後に一生懸命働く方が多いと言えます。
若い社畜が欲しい企業にとって、これほど美味しい話はないでしょう。
なぜ、大手企業は「第二新卒」採用を強化するのか?
- 企業にとって、「第二新卒」は採用・教育コストの低さ、会社が好む色に染めやすい若さなどが魅力。
- 第二新卒採用にまだ力を入れていない企業が多い今だからこそ、そこに目を付けた企業が掘り出し物人材を獲得するために第二新卒採用を強化しています。
大手企業を狙うために、「第二新卒」が知っておきたい3つのこと
1.「仕事が長続きしない人」と思われる?第二新卒にもデメリットがあることを理解する
すでに説明したように今現在、大企業の多くは第二新卒に期待と注目を寄せています。第二新卒として転職するには好機であるのは事実です。ですが『第二新卒』だから転職がうまくいくという話でもありません。まず企業側から『第二新卒』がどう見られているのかを理解しましょう。
正直に言って『第二新卒』という肩書は諸刃の剣です。チャンスこそたくさん転がっているものの実際の面接や書類選考において武器にはなりません。
企業は第二新卒に期待こそするものの『3年以内に仕事を辞めた』という事実は覆しようがなくそれがどんな理由であっても選考で有利にはなりません。
『臥薪嘗胆』や『石の上にも三年』といったように我慢し耐え忍ぶことは美徳だという風潮はいまだ残っています。
芽が出ないなら新天地を目指そうという新しい潮流もいまでこそありますが、採用担当者の多くはあなた方よりも人生の先輩であり厳しい現代社会を生き抜いてきた人生の先輩です。
仮にしっかりとしたキャリアプランを組み立てた上での3年以内の退職だとしても、世間一般では「仕事が長続きしない人間だ」という理解しかしてくれないかもしれません。
やはり掛けた時間、積み上げた時間というのは一つの証であり、早くに仕事をやめた人は堪え性のない人間だと見られます。
2.アピールできるスキルや実績はある?
第二新卒が注目されているとは言え企業も「使えない人材」を雇う余裕はありません。
少し厳しい物言いになってしまいますが「転職に際し自分はその企業で活かせるスキルを持ち合わせているだろうか?」または、「以前の会社で誇れる実績を残せたのか」を考えてみましょう。
はっきり言って自分の売りとなるPR材料がない上で大手への再就職を目指しているのであれば、それはただの高望みと言わざるをえません。
仮に採用にこぎつけたとしても自分の身の丈に合わない職場ではいくら環境に恵まれていようが長く続けていくのは難しいです。
とはいえ、あなたの思いもしなかった意外な要素が企業にとっては利点となることもあります。
極論を言ってしまえば、企業は第二新卒のあなたに本当の意味での実力は求めてはいないのです。社畜適正や大学や容姿で、スキルや実績の無さを挽回できます。後述する転職エージェントなどに相談しつつ、自分がやってきた仕事を棚卸しし、自己PRできる要素が無いかじっくり考えてみましょう。
元ひきこもりでFラン大学に22歳で入学した「世界一即戦力な男」は、なぜ新卒1年でIT大手Yahoo!に入社できたのか?
数年前に、「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」というサイトを立ち上げネット上でちょっとした有名人になった菊池さん、何しろ6年間もひきこもり生活だったので大学に入ったのも22歳と遅く、入学したのもFラン大学。MARCHや旧帝大ですらありませんでした。しかも、新卒で入社したLIGには1年しか在籍していません。
が、圧倒的な実力があったためインターネット最大手、日本一のアクセス数を誇るポータルサイトを運営する会社Yahoo!に転職できました。
さすが「世界一即戦力な男」ですね!
3.3年以内に辞めてしまった弱点を覆せるか?転職理由は納得できるモノ?
第二新卒に限ったことではありませんが転職に臨む際、面接では必ずと言っていいほど転職の理由を聞かれるのを覚悟しましょう。特に第二新卒の場合前職を3年ほどで辞めたことになりますからもっともな理由を用意しておくことが大切です。
面接担当者はなにより優先して注目するのが「第二新卒であるあなたを採用した場合、会社の利益になりえるのかどうか?」ということです。そして常にそれを念頭に置いて面接を行います。
その際、面接官に期待を抱かせるアピールができなければ内定を勝ち取るのは難しいと考えてください。
「第二新卒」が知っておきたい3つのこと
- 第二新卒にもデメリットがあることを理解する
- アピールできるスキルや実績を棚卸ししてみよう
- 企業が納得できる転職理由を考えよう
第二新卒が大手企業に転職するための3つのノウハウ
繰り返しになりますが今は第二新卒にとってチャンスの時です。競争率の高い大手企業を狙うのであれば『第二新卒』の強みと弱みを把握し入念に対策を練ら必要があります。そのための方策をいくつかご紹介します。
1.応募書類や転職理由をしっかり作り込み、「すぐに辞める人」という印象を逆転させる
3年以内で辞めてしまったという事実をいかに逆転させるか
第二新卒といえども、3年以内で辞めてしまった「すぐに辞める人」という印象はどうしても持たれてしまいます。転職に成功するにはこの悪い印象をいかに逆転させるかが成功の鍵です。
応募書類や転職理由をしっかり作り込む
そのために履歴書や職務経歴書、や転職理由をしっかり考え作り込む必要があります。
第二新卒で転職する人の多くは「責任のある仕事をやりたいのに任せてもらえない」「上司や周りが自分に合わずやっていられなかった」という理由で退職する方が多くいます。
ですが、長年会社人として勤めてきた人から言わせれば「身の丈にあってないのに任せられるわけないだろう」「そういうことは一人前になってから言ってくれ」と呆れられるのが現実です。
また、企業という組織で働く以上いろんな価値観や性格の人と仕事をするわけですから、「うちに来ても気が合わない人がいると辞めるの?」「うちにも気の合わない人はいるかもしれかいけど。続けられる?」などと働く前から心配されてしまいます。
でもこれが性分なんだ、偽りのない本音なんだ!自分を偽って就活は出来ないという気持ちもわからなくはありません。
そんなあなたに必要なのは「失敗を認めること」でその上で「言い方を変える」ことです。
「当時の自分の会社選びは適切ではなかった」「自分の実力不足が評価されるだけの仕事につながらなかった」といった感じに言い方一つでも受け手の印象は変わってくるものです。
失敗を認めることは烙印を押されることではけしてありません。
素直に己の過ち認め、経験した失敗をこれからの糧とし気持ちを新たに一歩を踏み出す覚悟が伝わればきっと前向きに受け取ってもらえるはずです。
【事例】第二新卒が大手に内定を貰う為に大事なこと
出典:http://daini2.co.jp/wp/article-2151-author-12/
- 内定辞退からの転職活動という経歴を持ちながらも、自分の意思をしっかりと伝える努力をしたKさん。大手へと転職出来たのもその経歴があったからに違いありません。
- 人とは違うユニークな経験をデメリットをしていない点です。ハンデをメリットに変える
- 自身がこれまでの経験や経歴を踏まえたうえで、希望する会社で何が出来るのかをアピールする
泥臭くとも熱意のある本音をぶつける
そして今後の自分の展望を、希望する会社でどのようにありたいかを正直な気持ちと誠意ある言葉で伝えることができれば採用担当者も自社で育て直す価値のある人間だと認めてくれるでしょう。
自己PRとは優等生な自分を誇張して良いように見せることが正しいわけではありません。第二新卒として戦いに臨むあなたには社会人としこの数年で経験したからこそ見えてきたものがきっとあるはずで、たとえそれが泥臭くとも熱意のある本音を相手に見せることで採用担当者もあなたの中の可能性に気づいてくれるのではないでしょうか、そしてそれがなによりの秘訣です。
2.「就職人気ランキング」にない、ライバルが少ない隠れたホワイト企業を狙う
企業は第二新卒の中から隠れた掘り出し物を探そうとしています。それは高級ブランドのアウトレット品のようなものです。企業がそういった態度なのですから、あなたも同じように掘り出し物企業を探せば良いのです。ですから、ここではあなたは頭を使って上手く立ち回りましょう。
イメージや知名度で選ばない
新卒就活時には、「就職人気ランキング」に入っているような、誰もが知っているような有名企業を選んでしまったのではないでしょうか?就職するなら知名度が高い企業の方がきっと待遇も良いに違いない、一例ですがそう考えていた方もいたかもしれまん。
しかし、すでに一度就職経験した今では当時とは違った「有名だから」とは違う目線で企業を見ていることでしょう。
ライバルが少ない隠れた優良企業を選ぶ
そこでオススメしたいのが人気ランキングにこそ載っていませんが確かに存在する優良な大手企業に目を向けることです。特に「B to B」を基盤にしている企業のか中にも素晴らしい企業は沢山あります。
【事例】大手企業をわずか3ヶ月退職するも、隠れた優良上場企業への転職に成功!
出典:http://daini2.co.jp/wp/article-1824-author-uzuz09/
- 大手企業を3ヶ月で退職
- 3ヶ月という短期間で前職を辞めているため面接官の印象が悪かった点をカバーするため面接対策に注力
- よく知られていない隠れた優良上場企業に採用
- 短期で離職してしまった要因を分析し、同じようにならないようにはどうするべきかを理解し、選考で伝える
- なぜその企業に入社したいのかを強くアピール
『B to B』の企業は一般消費者の目に触れる機会がない存在で意外と知られていないことも多いです。
また大手グループ企業の関連会社などは大元と比較して興味をそそられずエントリー自体しない人もいますが、安定性や福利厚生の内容などの保証は企業本体と遜色ない上に学生がエントリーすることもほとんどないので第二新卒にとって優良物件と言えるでしょう。
企業選びの段階でもすでに就活生とは違った目線で企業を見ることができる第二新卒は社会人を経験した故の武器であり、それを活かすことが就職活動を成功へと導きます。
3.就活時とは違う!なんでも相談でき無料で使える「転職エージェント」を有効活用する
情報収集や面接対策からキャリアアドバイスまで、新卒の就職活動時と違い、第二新卒の転職で大きな力となる存在がいます。それが転職エージェントです。
転職エージェントとは第二新卒や中途採用者を対象に転職のノウハウを備えてプロフェッショナルたちです。
そして新卒と違い第二新卒は転職エージェントのちからを借りることで効率的に就職活動を進められるのです。転職エージェントを活用するメリットとはなんでしょう?
非公開求人という独自ルートを持っている
転職エージェントではなくハローワークや求人サイトじゃダメなのか?
転職エージェントにこだわる理由それは「非公開求人」と呼ばれる一般公開されていない独自の求人情報を有し、求職者に紹介してくれることです。
現に転職サイトを閲覧し『第二新卒対象』の求人を探しても知名度の高い大手企業がヒットすることはほとんどありません。
それは採用する企業側も『非公開求人』として転職エージェントに募集を出しているケースが多いからです。
転職サイトなどに掲載した方が多くの人の目に触れて企業側もありがたいのでは?
そう思うかもしれませんがちゃんとした理由があります。
ひとつにそれがコスト削減に繋がるからです。希望に合う人材に出会えるまで転職サイトに掲載し続けることによるコストの負担は大きいものです、応募者してくる人すべてに対応することになれば費やされる人員も時間も計り知れません。
そこを効率化するため非公開求人として募集をかければ、企業側が求める人材を転職エージェントがマッチングしてくれ企業側が採用にあてる労力を大幅に削減できるのです。
応募者側も希望する条件に近しい企業と引き合わせてもらえるので無駄なくエントリー出来ます。
転職のプロ目線でのアドバイス、指導は大きな助けになる
転職エージェントに登録をすると、ひとりひとりに担当のコンサルタントからついてくれ、「自己分析」・「企業選びのコツ」、「応募書類の作成方法」、「面接時のアドバイス」まで多岐にわたる転職のノウハウを一から十まで丁寧に教えてくれます。
新卒で就活時は自分で調べたり先輩や就職課の担当者などからアドバイスを受けたことがあるかもしれませんが、転職エージェントはその道に特化したプロ集団であり就職にまつわるあれやこれやをマンツーマンで相談にのってもらえますから安心して就職活動に臨めるんです。
第二新卒の転職は空白が長くなるほど不利になります。ですから一人で抱え込まずエージェントのサポートを受けて迅速に次のステップへ進みましょう!
企業への推薦文で有利に就活
転職エージェントはサポートの一環としてマッチングした両者を繋ぐべく、企業に希望者を推薦する推薦文を書いてくれます。企業の採用担当者としてもエージェントのプロ目線で書かれた推薦文には信頼を置いているので、一般公募の応募者より圧倒的に有利なのです。
【事例】「中小企業にいた私は、大手にはいけない?」そんなことはありません!
出典:http://www.r-agent.com/nisotsu/nisotsu-book/book40.html
- 中小企業から大手企業の転職はなかなか難しく、第二新卒ではなく中途採用の場合はかなり難しい
- 第二新卒の場合、心配は無用。会社の規模は関係なく、どんな場合でも、厳しい仕事を逃げずやってきた人には大きなチャンスがある。
- 応募の熱意/どんな仕事をしてきたのか?/仕事を通して何を学んだか?/そして潜在力があるかどうかがポイント。
- 転職エージェントと二人三脚で対策を練ろう
大手企業への転職を成功させたいなら「転職エージェント」を活用しましょう
在職しながらの第二新卒の転職活動ならノーリスク。「今の環境に不満がある」「就活で失敗したのでリベンジしたい!」ならこっそり転職活動を始めましょう。
前職を早期退職をしたことは、決して悪いことではなく、あなたにとってのチャンスと考え、大手企業だからといって萎縮してしまわずに積極的に就職活動に励んでくださいね!
第二新卒・既卒やフリーターの方は就職活動時によく使った「リクナビ」や「マイナビ」を使えません。第二新卒専門の転職サイトや転職エージェントは豊富にありますので、それらを使いましょう。
初めての転職活動をする上で、少しでも疑問や不安に感じていることがあったら、転職エージェントに相談してください。転職のプロ、キャリアアドバイザーが、あなたの「転活」を1対1でサポートしてくれます。
また全求人の8割ほどが非公開求人です。サイトに登録することではじめて紹介してもらえるので、3サイトほど登録して求人情報を吟味しましょう。
口コミサイト『キャリコネ』
『キャリコネ』は企業の口コミサイトでもあるのですが転職支援サービスも行っています。転職サービスに登録すると、企業口コミ・企業の年収などが閲覧できるようになります。まずは登録してみましょう。
「今すぐ転職したい!」という人でなくても、現職に不満や不安を持っているような方は、 同業他社の口コミや年収を見て「転職すべきかどうか」を判断するために登録しておくとよいでしょう。登録さえすれば全て無料で利用できます。
20代第二新卒専門の転職は【マイナビジョブ20's】
『マイナビジョブ20's』は20代・第二新卒の若年層に特化した転職支援(人材紹介)サービスです。 20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、一人一人の求職者を担当し、入社までをサポートします。
既卒・第二新卒就職サポート【第二新卒ナビ】
新卒・既卒の就職サポートサービスです。20時間に及ぶ徹底したサポートが特色で「長所・短所に基づいた求人紹介」、「長期就業の障害となる学生マインドの払拭」、「入社後の目標をできる だけ具体的にイメージ」、「その仕事から得られるメリットを明確化」 できるようなカリキュラムが組まれており、内定を獲得まで徹底的にサポートしてくれます。
就業経験を積みながら就活出来る!【UZUZカレッジ】
20代の第二新卒・既卒・フリーターの完全無料の就職サポートサービスです。就職活動と就業経験を積むという2つのことを平行して進めることができ、前もって仕事感を身に付けることができます。未経験からでもUZUZカレッジの独自のカリキュラムを受講し就職面接にはいるので、内定率も大幅にアップ。研修期間中に書類選考無しで合同企業面接を受けられ、人事担当者と深いコミュニケーションができます。
30,000人の第二新卒既卒者が利用する【いい就職.com】
「はじめての転職活動、わからないことが多い…」「既卒としての就職活動、戸惑うことが多くて…」そんなあなたをサポートしてくれます。「会社研究セミナー」「模擬面接退会」「マナーセミナー」といったイベントにも自由に参加でき、求人情報の提供から先行応募・内定獲得までを支援してくれます。
フリーター、既卒、第二新卒の求人なら【ハタラクティブ】
若年層で未経験の方でも、足切りなどなく、安心してご登録可能。ハタラクティブでしかご紹介できない非公開求人が多数あります!転職アドバイザーが実際に足を運んだことのある職場なので、適切な求人をご紹介。未経験者だけでなく、これまでキャリアのある方にも、キャリアに見合った求人をご紹介してくれます。