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【プロ野球】

楽天の星野副会長、FA濃厚の西武・岸獲りに出馬へ

2016年11月2日 紙面から

楽天・梨田監督(左)と話す星野副会長=岡山マスカットスタジアムのサブグラウンドで(竹下陽二撮影)

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 楽天の星野仙一副会長(69)が1日、秋季キャンプ地の岡山・倉敷で、海外FA権行使が濃厚となっている西武の岸孝之投手(31)の獲得に向けて、事実上の出馬表明を行った。

 「岸がFA宣言したら? 獲りに行くしかないやろ! 蝶ネクタイ締めて(交渉に)行くよ」

 ニヤリと笑い、正装で口説くことを予告した。岸が仙台市出身ということもあり、楽天移籍説が夏ごろからまことしやかに流れていたが「それは、マスコミが勝手に流してるウワサ。地元というだけでは、来てくれないよ。条件もあるし、家族のこともあるから。そう、簡単にはいかん」と星野副会長は楽観しているわけではない。

 西武は4年契約を提示しているが、その口ぶりから察するに楽天も西武に劣らない条件を用意している模様。星野副会長は人を引きつける巧みな話術と人間力で、阪神の監督時代には金本知憲、昨オフは今江敏晃のハートを射止めた実績を持つ。

 2日にも宣言の意向を表明すると見られる岸を、一気に口説き落とす可能性も大だ。

 さらに、星野副会長は「オレも仕事せんとヒマでヒマで。FAは2人獲れるんやろ。トレードも積極的にやるべき」と日本ハム・陽岱鋼への獲得にも動くことを示唆。不敵に笑った。

  (竹下陽二)

 

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