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ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

一人が楽な僕が結婚したくない男性急増の統計データを俯瞰してみた

男女 男女-結婚 社会


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一人が好きだから結婚しない

一人が好きだから結婚しない30代男性のポジ熊です。

「結婚したくない」男性急増…08年度の2倍に : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

こちらの記事より、調査結果を俯瞰して感じたことを記します。

統計

独立行政法人 国立青少年教育振興機構

こちらの「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」をもとにして概算値を記載しています。

※2015年7月に全国の20代~30代の男女計4000人対象にしたもの

結婚したくない人

23.0%!

男性 29.0%

女性 19.4%

男性の方が多いですね。

年代が進むにつれて割合が増えます。

 

2008年の調査では13.2%でした。

倍とまではいきませんが、確実に増加してます。

※2008と2015では調査方法が違うことに留意

経済状況では? 

  • 年収100万未満が最多で33.2%
  • 100万~200万が次いで27.8%
  • 200万~500万は20%前後でやや横ばい
  • 500万以上で21.4%

年収が高い層で増えているのが興味深い。

子供は欲しくない人

24.8%!

男性 25.6%

女性 24.0%

むむ、圧倒的に男性が多いのかと思いきや...

経済状況では?

  • 年収100万未満が最多で30.0%
  • 100万~200万が次いで26.7%
  • 200万~500万は21.4%,23.5%,19.7%
  • 500万以上で18.8%

200万~300万で少し増えている。

小学生時代の体験が及ぼす影響について

未就学~小学生時代に家族行事や地域との繋がりが多かった人は、結婚願望や育児願望が強い傾向にあります。詳細は統計データをご覧ください。

 

僕的には、家庭が経済的にも精神的にも安定しており、そこから生まれる余裕で色々な経験ができると思うのです。だから、子供も自己肯定感を養えて自我が安定し、将来的に結婚したり子供を育てたいという社会的な欲求を生むのではないかと。

 

貧困スパイラルな家庭に生まれ育つと、イベントや地域行事への参加などは難しい。今や6人に1人の子供が貧困との調査データもあり、家庭の困窮が結婚願望の低下と少なからず相関していることが伺えますよね。

 

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一人が楽だから結婚しない人について

結婚願望がない人について、理由「とても当てはまる」「当てはまる」を合算すると以下のようになります。

 

  1. 経済的に難しい 63.7%
  2. 一人が楽である 50.4%
  3. 仕事が忙しい 48.3%

 

上位3つを挙げました。

 

赤で「一人が楽である」を強調したのは、まさに僕がそうだからです。僕の結婚しない最大の理由は「一人が楽だから」にほかなりません。もちろん、その他の事情もありますけれども。

 

相手に合わせるのが億劫です。かといって自分を押し通して相手を屈服させる気にもなりませんし、したところで気分が悪くなります。畢竟、一人でいるほうが楽なのです。

 

でも、これって由々しき問題ですよね。結婚したくない人の半数が「一人が楽だから」という理由で結婚していないんですよ。もし、これが解消されればもっと結婚する人が増えて子供の数も増えるような気がしますけどね。いったい、どうしたら解消できるのでしょう?

 

ひとつ、考えられるのはマッチングを適正化することです。結婚するにも一緒にいて上手くいく人といかない人はいるわけですから、お互いに内面を出し合って理解した上での婚姻ができるような、そんな出会いの場を整備しればいいのではないかなと。な~んて簡単に言いましたが、「じゃあ具体的にどんなシステムなのさ?」と聞かれると答えに窮するわけですが(-_-;)

 

同棲することへ世間への理解を高めて、上手くいかなかったら別れるのも自然の成り行きである、ってことを認めてもらうってのはどうでしょう。「え、同棲してるの・・・?」なんていう空気を排除、さらに「同棲したんだから責任をとるべきだ」という考え方もなくして、あくまでも結婚までのマッチングの場として割り切るとか。う~ん、これまた難しそう。ジェンダー問題にもかかわってくる。

 

そもそも結婚をしなければいけないという決まりもないわけですから、このように「一人が楽である」という意見が一般化していく可能性が高いですよね。根も葉もないんですけどね、こんなこと言うと。ただ、昔よりも一人でいることに世間のスティグマが減衰していることは肌感覚でわかります。「あらやだ、まだ一人なの?」というおせっかいさんは、随分と身の回りから姿を消しているような(都市部と地方ではこれまた差があるのでしょうが)。御一人様も随分と浸透してきましたし、時代の潮流ってやつなのかもしれません。

 

おやおや、「一人が楽だから結婚しない」クラスタをどうにかしようと思考してたら、いつのまにかその意見を肯定する流れになってしまいました・・・

 

少子化対策として考えるなら

夫婦じゃなくても子供を持つことを世間が認めれば、子供の数が増えるのではないかと考えています。

 

もちろん、脱貧困ありきなのはいうまでもありませんよ。馬鹿みたいにため込んだ企業の内部留保を適正に配分していただきたい、という気持ちもあります。奴隷みたいに労働者を扱う雇用者層にも嫌悪感がある。

 

ただ、「一人が楽である」クラスタを容認するのであれば、じゃあ一人でも子供を持っても良いんじゃない?って思うのです。でも、これまた貧困問題に結びついてしまう。寡婦世帯の子供の貧困率は実に5割を超えるそうですからね。もし、夫婦じゃなくても子供を持てるようにするならば、超手厚い福祉制度を充実させる必要が出てきます。簡単な問題じゃないですね。

 

ーー

 

とりとめのない内容でしたが、このへんで筆をおきます。統計データは社会を見つめるための実像を描く貴重なもの。

 

皆さんも実際に今回の調査結果を是非ご覧になってみてください。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構

 

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