消費者態度指数 3か月ぶりに前月を下回る

消費者態度指数 3か月ぶりに前月を下回る
消費者の買い物への意欲などを示す先月の消費者態度指数は、野菜価格の値上がりなどで3か月ぶりに前の月を下回りました。
内閣府は、全国の8400世帯を対象に向こう半年間の購買意欲の見通しなどを毎月調査して、消費者態度指数として発表しています。それによりますと、先月の指数は1人暮らしを除いた世帯で前の月から0.7ポイント下がって42.3となり、3か月ぶりに前の月を下回りました。

これについて、内閣府では、台風の被害や日照不足などでにんじんやじゃがいも、レタスなどの野菜が値上がりしたことで、節約のため買い物への意欲が落ちたのではないかと見ています。ただ、消費者心理については、ことし春頃から指数が上昇する傾向が続いているとして、「持ち直しの動きが見られる」という前回の基調判断を据え置きました。

一方、1年後の物価の見通しについての調査では、「上昇する」と答えた世帯は73.8%で、前の月からは1ポイント下回ったものの、高い水準が続いています。