イギリス軍との初の共同訓練 防衛相が期待感

イギリス軍との初の共同訓練 防衛相が期待感
稲田防衛大臣は青森県の三沢基地で、航空自衛隊とイギリス空軍の共同訓練を記念した式典で訓示し、中国による海洋進出などを念頭に、イギリスがアジア太平洋地域の安全保障への関与を強めることに期待感を示しました。
航空自衛隊は、先月からイギリス空軍と、アメリカ以外の国とは初めてとなる国内での共同訓練を行っており、稲田防衛大臣は2日、訓練の拠点となっている青森県の三沢基地を訪れ、記念の式典に出席しました。

この中で、稲田大臣は隊員らに訓示し、「日英の戦闘機部隊が、日本国内で初めて共同訓練を実現できる運びとなったのは、歴史的に意義深い。今や日本にとってイギリスは、欧州諸国の中で最も防衛協力の進んでいる国だ」と述べました。そのうえで、稲田大臣は「法の支配を標ぼうするイギリスが、この地域における関与を強めることを心強く思う」と述べ、中国による海洋進出などを念頭に、イギリスがアジア太平洋地域の安全保障への関与を強めることに期待感を示しました。

このあと、稲田大臣は訓練に参加しているイギリス空軍のタイフーン戦闘機の操縦席に乗り込み、担当者から戦闘機の性能などについて説明を受けました。