防火の知識を受け継ぐデザイン。
災害の発生時に命を救ったデザイン。
災害後に人々を安全へ導いたデザイン。
復興を推進した仕組みとしてのデザイン。
いくつもの災害を超えて生まれた
こうしたデザインの知恵を、
「そなえるデザインとして、
みんなで考え、広げていきたい。
グッドデザイン賞の今までの受賞作の中から、
ケーススタディをピックアップ。
そこに込められているデザインのヒントを探し出しました。
このプロジェクトは、
終わりのない進行形のプロジェクトです。
あなたにとって、「そなえるデザイン」は、
どんなデザインでしょう。
ひとりひとりが、それを考え続けることが、
「そなえる」に繋がっていくと信じて。
グッドデザイン賞では、2015年度より「今後に向けた新たな知見」を発見するための制度として「フォーカス・イシュー」を設置しました。
「そなえるデザインプロジェクト」は、2016年度グッドデザイン賞の審査の中で、フォーカス・イシューを深掘りしていく過程において生まれたプロジェクトです。
日常から、発災、救出、避難、復旧、復興へ。
そしてまた日常に戻り、また災害がいつか訪れる。
円を描くように続く、それぞれのフェーズで
役立つデザインの発想やヒント、ガイドラインを
「そなえるデザイン」としてまとめ、
社会全体で共有し、次のデザインへと活かしていくことが、
そなえるデザインのプロジェクトの狙いです。
永井 一史
柴田 文江
五十嵐 太郎
上田 壮一
加藤 麻樹
並河 進
林 信行
星野 裕司
宮崎 光弘
山本 秀夫
そなえるデザインプロジェクトのアイコンは、 ダンボール箱。 まずは身近で手軽なダンボール箱を前にして 一人一人が必要な防炎グッズを考えてみるところから 「そなえる」が始まればと考えています。