鈴木亮平、大河「西郷どん」主演に「とてつもなく楽しみです」

2016年11月2日14時12分  スポーツ報知
  • 主演決定に笑顔の鈴木亮平

 俳優の鈴木亮平(33)が2日、東京・渋谷のNHKで会見し、2018年1月スタートの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主演を務めることを発表した。鈴木が大河ドラマに出演するのは初となる。

 黒のスーツ姿で会見に出席した鈴木は「正直に言いまして、大変な抜てきをしていただいた。うれしいよりも、責任感が大きく、身が引き締まる思いです」と緊張気味。記者からは大河に出たいと普段からインタビューなどで公言していたことを突っ込まれると「バレましたか!」と苦笑いし、「日本の俳優なら誰しもが目指すところ。タイムスリップした感覚で実在の人物を1年かけて演じるというのは、とてつもなく楽しみです」と目標としていた大役に喜びの声をあげた。

 西郷隆盛の晩年の体重は100キロ近くあり、銅像などでの、かっぷくの良い姿がおなじみになっている。一方で、鈴木自身も演じる役ごとに肉体改造し、体重を乱高下させることでも有名。昨年もTBS系ドラマ「天皇の料理番」で56キロまで落とし、直後の映画「俺物語」で85キロに増量した。

 今回の役作りについては「正直、脚本読んでいないので、今は真っさらな状態。勝手にこうしたいと突っ走ることは危険なので考えないようにしています」としながら「今の時点で1つだけ思っているのは、世間の西郷隆盛像からかけ離れたものにはしたくないなという気持ちはあります」と明言。鈴木の現在の体重は74キロで、世間イメージ通りだと30キロ近い増量が必要となってくる。「内面も外面も、脚本や作品に求められるものを全力で体現したい」と鈴木。肉体改造を経て“太った亮平どん”の披露に期待感を持たせた。

 また、この日は原作の林真理子氏(62)、脚本の中園ミホ氏(57)も同席。中園氏は「林さんの原作には、師弟愛・男女の愛からボーイズラブ(BL)までラブストーリーが散りばめられている」と、西郷を中心とした男性同士のラブを描く可能性も示唆した。

 実現すれば大河史上でも類を見ない、BL場面の放送という快挙。同局の櫻井賢制作統括(48)は「(西郷が)男に対して恋愛に近いぐらい尊敬する場面というのは原作にあります。まあ(BLを)描くとしても日曜8時の範囲内で…」と話していた。ちなみにこの日、控室では中園氏が鈴木に対し「いつ脱いでもいいようなカラダにしなさい」と厳命していたという。

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