今日は軽くナイフ鋼材の説明でもしておきましょうか。ここで書くまでもないかもしれませんが写真撮るのがめんどうだったので(ry
長くなるので3回に分割してやります。
まずは組成表から。これはベンチメイド社提供のものです。
炭素はステンレス中の微小構造を支える土台(歯を支える歯茎のようなもの)の役割があるので量が多いほど刃が硬くなり、刃持ちがよくなります。反面量が多いほど脆く(折れやすく)なったり、錆に弱くなります。
クロムは0.005μm程の不動態被膜を作ります。ステンレスが錆に強い所以ですね。この不動態被膜は例え傷ついても周囲に十分酸素がある環境なら(つまり空気中なら)容易に再生されるため、メッキで防錆処理してある鉄よりステンレスのが圧倒的に錆に強いです。
ただし、塩化物系の還元作用には弱いので海水等には注意する必要があります。
また、クロムを13%以上含んだ合金をステンレスといいますが、これはクロム量が13%を超えると不動態被膜による保護効果が著しくなるからです。
他にモリブテンやマンガン、バナジウム等は鞭性(折れずらさ)を高める効果があります。
一回ここでくぎり、次は有名な鋼材について各論を。