気象衛星「ひまわり9号」 打ち上げに向け最終段階

気象衛星「ひまわり9号」 打ち上げに向け最終段階
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現在運用されている気象衛星「ひまわり8号」のバックアップとなる「ひまわり9号」が、2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられます。現地では、打ち上げに向けた最終的な準備が進められています。
種子島宇宙センターでは、「ひまわり9号」を載せたH2Aロケット31号機が2日未明、発射地点に据え付けられました。午前6時半ごろから燃料の注入作業が行われ、機体の最終的なチェックが進められています。

ひまわり9号は、観測の性能が大幅に向上した運用中のひまわり8号と同じ機能を持ち、8号のバックアップとして打ち上げられます。気象庁によりますと、本格的な運用を始める平成34年度まで軌道上で待機して、8号にトラブルが生じたときは代わりに観測にあたるということです。

2日の発射場周辺は、午前中は雲が多かったものの、次第に晴れ間が広がり、打ち上げを行う三菱重工業によりますと、今のところ気象条件に問題はないということです。ひまわり9号の打ち上げ時刻は午後3時20分で、打ち上げの1時間前から最終的なカウントダウンが始まります。