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チケット転売 ネット業者批判「ダフ屋行為」

森岡毅執行役員

ミクシィに怒り「企業モラルの問題」

 大阪市にあるテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の運営会社の森岡毅執行役員は1日の記者会見で、昨年11月に始めた転売チケット利用禁止について「99%転売を減らせた」と明らかにした。その上で、転売の舞台となったサイトの存在について「ダフ屋行為は、路上でやれば警察に捕まる。それをインターネット空間でやっていいわけがない」と厳しく批判した。

 森岡氏は対策費に数千万円がかかったことを明かした。さらに、高値転売は転売業者を利するだけで消費者や歌手に有害だと指摘。チケット取引サイト「チケットキャンプ」について、「転売の片棒をかついで中間搾取している」とし、その運営会社に全額出資するインターネット大手「ミクシィ」に対しては、「消費者から、ダフ屋と一緒になって暴利をむさぼっている。上場会社の企業モラルの問題だ」と怒りをあらわにした。

 USJのチケットは対策前、年約10億円分のチケットが転売されていた。正規価格の7倍で取引された例もあったという。ミクシィの広報担当者は、転売発生を認めた上で「価格の上限設定は難しい。チケットの元売り側と協力し、流通システム全体の中で、悪質な転売排除の方策を見つけていきたい」と語った。【吉永康朗】

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