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村上春樹氏、「他者」排斥や歴史修正の動きに警鐘「自身を傷つける」 アンデルセン文学賞授賞式でスピーチ
デンマークの「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」の今年の受賞者に選ばれた作家の村上春樹さん(67)が30日、童話作家アンデルセンの出身地、デンマーク・オーデンセでの授賞式に出席、スピーチで「どれだけ高い壁を築き、厳しく部外者を排除し、自分たちに都合よく歴史を書き換えても、結局は自身を傷つけるだけだ」と語った。(サンケイスポーツ)
壁や部外者などの意味するところは明言しなかったが、欧州など世界各地で深刻化する難民・移民など「他者」への排斥感情や、歴史修正の動きに警鐘を鳴らしたとみられる。
同賞はアンデルセンが世界の作家に与えた影響をたたえる目的で2007年に創設。「ハリー・ポッター」シリーズの英作家J・K・ローリングさんらが受賞している。村上さんには賞金50万デンマーククローネ(約770万円)と、アンデルセンにちなんで「醜いアヒルの子」の銅像も贈られた。
ノーベル文学賞の有力候補者と目されながら今年も逃した村上さんだが、アンデルセン文学賞の委員会は「古典的な語り口やポップカルチャー、日本の伝統、夢のような現実、哲学的議論を大胆に融合させた力量はアンデルセンの功績の継承者にふさわしい」と評価した。
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