ニュース
2016年11月02日 08時00分 UPDATE

開発は夜の街から始まった……ペン先からシソふりかけ「ゆかりペン」大ヒット 社内の反対押し切り発売 (1/3)

赤シソのふりかけ「ゆかり」がペン型容器に入った「ゆかり ペンスタイル」が大ヒットしている。一見、普通のペンだが、振ると先からゆかりが出てくる姿が斬新で受けているのだ。

[産経新聞]
産経新聞

 赤シソのふりかけ「ゆかり」がペン型容器に入った「ゆかり ペンスタイル」(ゆかりペン)が大ヒットしている。一見、普通のペンだが、振ると先からゆかりが出てくる姿が斬新で受けているのだ。平成26年秋の発売以来、購入者がフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)に投稿するなどし、さらに認知度はアップ。いまも人気が続いている。(中山玲子)

画像 ペン先からゆかりが出る「ゆかり ペンスタイル」
画像 「ゆかり ペンスタイル」を開発した三島食品の三島豊社長

「かわいい〜」でヒットを確信

 「このペンは、紙には書けないけれど、ご飯にはかけられるんだよ」

 26年春のある夜、広島市中心街のクラブで、三島食品(広島市中区)の三島豊社長(62)は、胸ポケットからゆかりペンを取り出し、女性たちに冗談交じりに言った。そして焼酎グラスの上で振ると、ゆかりが出てきた。

 「きゃー、何ですかそれー」「かわいいー」「私も欲しい」と好反応。その瞬間、「これは売れる」と三島社長は確信した。

 ゆかりペンには、三島食品の看板商品「ゆかり」が入っている。ペン先から、ゆかりの粉が出てくる仕組みで、中身は袋タイプの商品から詰め替えられる。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2016 Sankei Digital All rights reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -

マーケット解説

- PR -