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『絵馬ユズル③』
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遊真
「どっちにしろ
勝つのは玉狛第二(うち)だ」
ユズル
「…」
村上
「自信満々だな」
遊真
「まあね」
影浦
「今日もほぼ互角だった
じゃねえかボケッ」
北添
「でも最近の玉狛は
伸びが凄いもんね
ワイヤー導入してから辺りかな、
チームの戦闘スタイルが
ガッツリはまった感じ」
遊真
「ほほう、なかなか的を得ている」
北添
「解説が決まってから、
毎日各隊のビデオ見て
勉強したからね～」
荒船
「俺も次の試合解説
頼まれてんだが…
全くビデオ見てねえわ、
やべえかな」
当間
「俺も見てないぞ」
北添
「まあ人にもよるよね」
村上
「それより解説頼まれてる事、
ここで話してもいいのか」
荒船
「え、駄目なのか？」
当間
「ダメなのか？」
北添
「ダメだったと思うよ（汗」
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ひと段落する一同
遊真
「ま、いずれにしても
手加減はふようです」
影浦
「当ったり前だボケ！
当日になってもこのままなら
試合出さねえからな」
北添
「でもさ、ユズルはあの子の
どこに惚れたの？」
ブッッと飲み物を
噴き出すユズル
村上
「でもカゲもああいう
小さい子好きだよな」
影浦も飲み物を噴き出す
【続く】
【随時、画像＆文字追加更新】
桜子「皆さんこんばんは！本日夜の部の実況は私 海老名隊オペレーターの武富桜子！ そして解説席には嵐山隊の嵐山隊長と風間隊の歌川隊員をお迎えしています！」
嵐山・歌川「よろしくお願いします」
画面には2位影浦隊 4位玉狛第二 6位東隊 7位鈴鳴第一のカードが映っている
桜子「シーズンも大詰め！不動の2位影浦隊に対し 玉狛第二 東隊 鈴鳴第一の3部隊（チーム）はどんな戦いを見せるのか？ 注目は先日正隊員になったばかりのヒュース隊員を玉狛第二が追加メンバーとして登録してきたことです」
桜子「凄い新人が現れたと隊員たちの間でも話題になってるようですが如何ですか？」
嵐山「入隊指導には私があたりましたが入隊初日でB級へ上がった脅威の新人です 何しろ弧月一本の模擬戦で生駒隊長とほぼ互角でしたからね」
桜子「なんと！？」
観戦しているC級隊員たちからざわめきが起こる
観戦者の中には生駒隊の姿も
桜子「玉狛第二！これはとんでもない秘密兵器を投入してきたぞ！」
歌川「なるほど…そのことを知らない他の部隊（チーム）がファーストコンタクトでどう対応するのか注目ですね」
桜子「さて鈴鳴第一が選んだステージは<展示場>です」
歌川「周囲が開けていて中央に大きな建物がいくつかあり屋内での戦いも視野に入れる必要があります 最も狭いMAPなので決着が着くのも早いことが多いですね」
嵐山「意外ですね…二宮隊・影浦隊が相手の場合はどの部隊（チーム）も逃げ切りを視野に入れて広いMAPを選ぶのですが… 鈴鳴には何か作戦があるのかも知れませんね 楽しみです」
桜子「B級ランク戦ROUND7 まもなく試合開始です！」
次号、鈴鳴第一の戦略に玉狛第二の対応は！？
東隊作戦室
コアラ「ヤバイっすよ東さん！玉狛の新人！めっちゃ強い奴です！」
一人パニック状態のコアラ
奥寺「イコさんと互角の勝負をしたってやつか？」
コアラ「そう！辻先輩でも勝てなくて…太刀川さんから一本取って…！」
人見「落ち着けコアラ」
東「なるほどな…（直前で登録申請してきたのはその新人の情報を隠すためか…）」
影浦隊作戦室
カゲ「鋼と空閑と東のおっさんは俺がやる 他のはお前らに任せた」
ゾエ「ホントいつも適当…ゾエさん悲しい」
仁礼「おまえらワイヤーで転んだりすんなよ 特にそこの足の短い奴」
ゾエ「失敬な！」
ゾエと仁礼から離れユズルに近づくカゲ
カゲ「…ユズル お前がどうするかはお前の好きにしな」
ユズル「……」
鈴鳴第一作戦室
来馬「…作戦は以上だけど質問はあるかな？」
村上「ここに来て玉狛が新人を入れてきましたね」
来馬「うん…おそらく彼の仕事は三雲くんと同じワイヤー張りだと思う それなら連携もそれほど考慮に入れなくていいし新人でも数日あればできるようになると思うから」
今「なるほど」
来馬「玉狛のワイヤー戦術が強化されたのは厄介だけど落としやすい駒が増えたのはチャンスでもある 合流前の彼らを見つけたら積極的に獲りに行こう」
太一「新人への洗礼は任せてください！」
来馬「よし みんな頼んだよ」
全員「了解！」
玉狛第二作戦室
修「…以上だ 鈴鳴第一がMAPで何か仕掛けてこない限り今言った作戦で行く」
全員「了解」
少し緊張した表情で皆の方を向く修
修「…今回は2位影浦隊との直接対決だ 勝ちを目指すのはもちろんだがその上で影浦隊の点も抑えなきゃならない 無茶かもしれないけどその無茶を通さないと遠征に行く条件である2位以上になるのは難しい 厳しいけど新たにヒュースを加えたこの部隊（チーム）ならやれると確信してる」
修「今回は狙撃手の数が多い いつも以上に周囲を警戒して援護を頼むぞ 千佳」
千佳「うん」
修「宇佐美先輩もサポートお願いします」
宇佐美「任せなさい」
修「ヒュースはさっき了承してくれたことを頼むぞ」
ヒュース「…分かってる」
修「空閑は…影浦先輩を任せたぞ」
遊真「やれると確信してるんだろ？」
笑みを浮かべる遊真に汗をかきつつ笑みを返す修
修「よし時間だ 行こう」
全員「了解！」
164話「玉狛第2 20」
遊真「どっちにしろ勝つのは玉狛第二（うち）だ」
ユズル「…ずいぶんと自信あり気だね」
遊真の発言に少しムッとした表情で言い返すユズル
ユズル「たしかに以前よりは強くなったけど弱点も多い はっきりいって普通にやったら影浦隊（うち）の勝ちだと思うよ」
遊真「ふっふっふ それはどうかな？ま 試合になったらわかるよ うまうま」
お好み焼きを美味しそうに食べながら返事する遊真
カゲ「はっ言うじゃねーか おめーを斬るのが今から楽しみだぜ」
村上「悪いが次は鈴鳴第一（うち）がリベンジさせて貰うぞ」
荒船「そうやってお前らがやり合ってるところを東さんに持っていかれそうだな」
ユズル「……」
皆がワイワイと盛り上がる中、一人思い悩んだ表情をするユズル
場面はガロプラ遠征艇内のブリーフィングルーム
ガトリン「…以上が作戦の概要だ」
コスケロ「随分と思い切りましたね」
ラタリコフ「…ロドクルーンに追加支援を頼んではどうでしょうか？」
ガトリン「すでに伝えたがこれ以上は出せないとのことだ」
ウェン「前回が大盤振る舞いだったもんね」
レギー「……」
ガトリン「作戦決行まではまだ大分時間があるが全員もうしばらく辛抱してほしい」
全員「了解」
各自がブリーフィングルームから出て行く
ガトリン「…ヨミ 話があるので残ってくれ」
ヨミ「はい」
試合当日までの玉狛の様子が1ページダイジェスト
宇佐美と一緒にモニターを見ながら何かを話してる修
粗大ゴミをレイジに運んでもらうゆり
バイクを走らせるクローニンと少し驚いた表情で後ろに乗る遊真
レイジから狙撃の指導を受けている千佳
トレーニングルームで訓練を行う小南と遊真とヒュース
烏丸からトリガーの説明を受けるヒュース（後ろに陽太郎も）
修を中心に作戦会議をしている様子の玉狛第二メンバー
3/1（土） B級ランク戦 ROUND7当日
影浦は相手の攻撃 自体で無く「狙ってる」って感情を察知してるから。
iPhoneの予測変換だと的を得るがでてくるけど🍎どうなってんだ…
同い年で「おとなしくて性格がいい」しね
参考:BBF
レッドバレット見たいな殺傷目的じゃない攻撃には弱そう
加えて人を撃てないチカ子だし
鋼→20戦6勝14敗
クガ→20戦6勝14敗
全員負け越し...って奴なら俺の書いた嘘バレかも
東さんの解説って分かってたから集まったのかと思ってた。
すると一応、内緒っぽいのか。
指摘、ありがとう！
ラウンド2はブースに立ち寄ったら解説が東さんだった→それなら見ようと言ってるだけだから公表されてる感じではなかった。
「今日は解説が誰々だから観よう！」って発言がチラホラあったから。
それにしても、荒船の帽子って脱げるんだね。
承太郎 よろしく帽子と髪が一体型かと思ってた。（帽子無いと荒船って分かりにくいな。）
ミニコンじゃねーの？ｗｗ
修と隊長同士の組み合わせも見たいねえ
クルマ先輩とかカトリンとか那須さんとか。
次の嘘バレに期待！