米大統領選 トランプ氏攻勢 支持率クリントン氏に迫る

米大統領選 トランプ氏攻勢 支持率クリントン氏に迫る
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今月8日に投票日を迎えるアメリカ大統領選挙は共和党のトランプ候補が攻勢を強め、民主党のクリントン候補に支持率で迫っていて、予断を許さない展開となっています。
共和党のトランプ候補は1日、東部ペンシルベニア州でペンス副大統領候補とともに演説し、オバマ大統領が導入した医療保険制度改革について今後、保険料が値上がりすると指摘し、「全米の国民が困惑している」と訴え自身が大統領になれば撤廃すると主張しました。そのうえで「民主党のクリントン候補はオバマ大統領の医療保険制度改革を拡大し、もっと保険料を高くしようとしている」と批判しました。

一方で、クリントン氏は、かつてトランプ氏から侮辱されたという「ミス・ユニバース」の優勝者とともに南部フロリダ州で演説し、「トランプ氏が大統領に不適格な理由はたくさんある。彼は長年、女性を侮辱してきた」と述べ、トランプ氏の女性に対する過去の言動について再び攻撃を強めました。

各種の世論調査の支持率の平均値では、クリントン氏が依然リードしているものの、1日の時点で2人の差はおよそ2ポイントまで縮まり、トランプ氏が逆転している調査もあります。

今月8日に投票日を迎えるアメリカ大統領選挙はクリントン氏のメール問題などでトランプ氏が攻勢を強めていて、予断を許さない展開となっています。