現代自動車の株式時価総額、世界業界10位圏外に

 現代自動車の時価総額が世界の自動車メーカーで10位圏から脱落した。ストライキなどの影響で第3四半期(7-9月)の売上高と営業利益が減少したためだ。韓国株式市場では全体で4位へと後退した。

 ブルームバーグ電などによると、現代自の時価総額は28日終値時点で269億8000万ドルで、世界の株式時価総額上位500位企業に含まれた自動車メーカー17社で13位にとどまった。

 現代自の時価総額は1位のトヨタ(1914億7000万ドル)の7分の1にすぎない2-4位のダイムラー、フォルクスワーゲン、BMWというドイツ勢だけでなく、中国最大手の上海汽車(380億3000万ドル)にも及ばなかった。現代自の時価総額はインドのマルチ・スズキ(265億7000万ドル・14位)、タタ・モーターズ(258億6000万ドル・15位)とも大差はない。

 現代自は2年前にランキングが8位まで上昇したが、ソウル・三成洞の土地を韓国電力公社から10兆ウォン以上で買収した後、株価が半分に下落。その後は世界的な景気低迷と労組のストライキ、内需低迷などの悪材料が重なり、まだ回復できずにいる。

 韓国株式市場で現代自はかつてサムスン電子と並ぶ「ツートップ」と呼ばれてきたが、韓国電力に2位の座を明け渡したのに続き、最近はサムスン電子にも抜かれ、4位に転落した。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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