薬剤耐性菌対策 医師は不必要な抗生物質自粛を
抗生物質などの薬が効きにくい「薬剤耐性菌」の感染拡大が問題となる中、啓発に取り組む国民会議の初会合が開かれ、医師に不必要な抗生物質の処方を控えるよう求めるとともに、患者に薬を適切に服用するよう呼びかけていくことなどを確認しました。
抗生物質などの薬が効きにくい「薬剤耐性菌」は薬を適切に使用しないことで生み出され、感染の拡大が国際的な問題となっています。こうした中、政府は1日夜、東京都内で薬剤耐性菌の啓発に取り組む国民会議の初めての会合を開きました。
この中で、塩崎厚生労働大臣は「医師があまり意識せずに薬を処方するなど、不適切な使用がまだまだ多い。重要な問題として取り組んでいかなければならない」と述べました。
国民会議は日本科学未来館の館長で宇宙飛行士の毛利衛さんが議長を務め、感染症対策の研究者や医師などが参加していて、医師に不必要な抗生物質の処方を控えるよう求めるとともに、患者に薬の量や期間を守って適切に服用するよう呼びかけていくことなどを確認しました。
この中で、塩崎厚生労働大臣は「医師があまり意識せずに薬を処方するなど、不適切な使用がまだまだ多い。重要な問題として取り組んでいかなければならない」と述べました。
国民会議は日本科学未来館の館長で宇宙飛行士の毛利衛さんが議長を務め、感染症対策の研究者や医師などが参加していて、医師に不必要な抗生物質の処方を控えるよう求めるとともに、患者に薬の量や期間を守って適切に服用するよう呼びかけていくことなどを確認しました。