星野源さん、大人気ですね。現在放映中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では共演者の新垣結衣さんとの「恋ダンス」が流行中です。ドラマの話や、楽曲の話は他の方にお願いするとして、今日はファッションのお話です。
スーツが似合いすぎる男
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星野源さんの曲は好きでよく聴くのですが個人的に注目してるのは彼の「スーツスタイル」なんですよね。毎回とてもお洒落なんです!
というわけで今回は新曲「恋」の中で着用しているスーツをPVをキャプチャしながら解説していきます。このスタイリングは「クラシックスタイル」です。バックダンサーの衣装もクラシカルな雰囲気。
余談ですが今回のバンドメンバーはギターは長岡亮介(ペトロールズ/元・東京事変)、ベースはOKAMOTO'Sのハマオカモトとお馴染みの面々。ドラムは桑田圭介や椎名林檎など、数々のミュージシャンのバックバンドを努める河村“カースケ”智康という方だそうです。全員演奏が上手すぎ。豪華なメンツですね!
曲も素晴らしい。今回の記事のために繰り返して見ましたがめちゃくちゃ良い曲!
星野 源 - 恋 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】 - YouTube
全身
独特なシルエットです。少なくとも、現在こういう着こなしで通勤しているサラリーマンはまず居ません。“衣装”ですから多少の誇張はあるでしょうが、すごくキマッてます。カッコイイですね!では各アイテムを詳しく見ていきます。
シャツ:ストライプ/ピンホールカラー
ストライプのシャツはかなり腕周りが太め。最近はジャストサイズが主流ですが、後述するパンツのシルエットとの兼ね合いで、ジャストサイズよりもこれくらい腕周りがたっぷりしてる方がバランスが取れています。
襟はセパレート(無地)のピンホールカラーです。その名のとおり襟の部分に穴が開いており、「カラーバー」と呼ばれるピンを通して、その上からネクタイを引き出し立体感を出します。結び目(ディンプル)もタイトにまとまっていてスタイリッシュです。
さらにタイピンも着用していますが、正統派の着こなしとしては、カラーバーとタイピンの2つ使いはうるさくなってしまうので、あまり推奨されません。しかしこの曲はかなり動きのあるダンスを踊るので、そのあたりのことが考慮されたのだと推測しました。
パンツ:ツータックパンツ+サスペンダー
太めのツータックパンツ。裾はダブル(折り返し)になっています。
股上がすごく深いのがポイントです。これも若い人が着るのスーツではまず見ることはありません。股上が深い理由としては、クラシカルなスーツスタイルではスリーピース(スーツ上下+ベスト)が基本です。もし股上が浅いパンツだとベストを着用した際、下からワイシャツのお腹が見えてしまうので、それを避けるためです。またベルトではなくサスペンダーを着用するのが正統派の着こなしです。
※ここまで股上が深いパンツでベルト止めだとヘンですもんね。
そしてパンツの丈がすごく短い。これは星野さんの好みだと思います(笑
他のPVでもすごく短い丈のパンツをはいてることが結構あります。このあたりは星野流アレンジといったところでしょうか。
足元:白×黒のコンビシューズ+ストライプのソックス
白黒のコンビシューズは1920年台から30年代のアメリカで流行した靴で、その名のとおり2色のコンビカラーのものを差します。(茶×白もベーシックです)なかなか着こなしがむずかしいとは思いますが、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ドレッシーでかっこいいです!ソックスはストライプ。こちらはシャツと同柄でのコーディネート。
再度全体図
各アイテムはかなりクセのあるものが多いのですが、全体をモノトーンでまとめているため、派手すぎずバッチリ決まってますね!シャツの襟をセパレートにすることでスッキリと見えますし、足元にも白を持ってきたことで絶妙なバランスになっているのもポイント高いですね!
すごく難易度が高い着こなしと言えるかと思います。そしてぼくたちのような一般人には似合いません(笑)街で着てたら相当個性的ですが、さすが星野源。すごく似合っててカッコイイ!
小物ならすぐマネできる
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初めてファッションに関する記事を書いてみましたがいかがでしたでしょうか。PVも衣装や小物など、細かいところに注目してみると楽しみ方も広がります。
このコーディネートですが、参考にしたいと思っていても、かなり高度な着こなしであることは間違いありません。なかなかマネできないとは思いますが、タイピンやソックス、ピンホールカラーのシャツなどの小物は普段の着こなしに気軽に取り入れることができるので、マネしてみてはいかがでしょうか。
男性のスーツスタイルは小物の使い方でぐっとお洒落になります。もちろんつけすぎはNG。「さりげなく」がポイントです。中でもタイピンはプレゼントにも最適。明日からマネできます。値段も手ごろなものからありますし、デザインも豊富ですので贈り物に喜ばれます。
またワイシャツも個性の出しやすいアイテムのひとつ。個人的にはオーダーシャツをオススメしたいです。デザイン以前に自分の体にフィットしたモノを着るというのが一番大事です。ぼくは肩幅が人より広めなので、既製品ではサイズが合わないことが多く、シャツはオーダーで作ってもらっています。既製品と比べて満足感がケタ違いです!そして、オーダーするならぜひネームを入れてみてください。個性を演出できておすすめです!ぼくはこんな感じで、いつも「OMG」と入れてます。
ネットでもオーダーシャツを作れる
こちらのサイトではなんと10億通りのパターンから自分にピッタリのシャツを作成することができます。特にぼくのように既製品のサイズでは合うものがなかなか見つからない方、自分流のこだわりアレンジを楽しみたい方にはオススメです。満足感はかなり高いと思います!
またシャツ作りは恋人、ご夫婦で一緒になって選ぶのもすごく楽しい時間です。日常使うものですので、プレゼントにもいいですね!
ぜひ自分だけのオリジナルシャツを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
衣替えのシーズンですので秋の装いの参考になれば幸いです!