最近、携帯の電話番号を入力すれば相手の居場所をGPSで追跡する機能がある、という話題が盛り上がっています。携帯電話会社のサービスを使ったり市販のアプリをダウンロードすれば可能になる…という話ですが、実際にそんなことができるのでしょうか。
一体どこにいるの?あの人の行き先が知りたい…
恋人や夫の様子がおかしい、自分に行き先をごまかしてどこかへ行ってるようです…。
パートナーの行動に不信を覚える女性にとって、電話番号を入力すれば相手の位置情報が把握できるサービスがあるとすれば、画期的ですよね。
し相手の行き先が本当に仕事や友人との飲み会だったとしたら、大きな安心を得ることができます。
また、どこかに残っていたパートナーを信じる気持ちに決断を下すことができますよね、が一自分を裏切っていたとしても万。
そして、すでに相手との別れを考えている人にとっては、浮気の証拠を抑えることができれば、その後の離婚協議や慰謝料請求を自分に有利なかたちでスムーズに進める重要な材料になります。
本当にそんなことが可能なのでしょうか。
電話番号だけで位置情報がわかる!?と話題
確かに、携帯は常に自分の位置情報を基地局に発信しています。だからこそ電話はつながるんです。ということは、その電波を利用することでGPS追跡も可能になるのでしょうか。
携帯の電話番号を使ったGPS追跡システムをうたっているサイトはすでにいくつかあります。
インターネットサイトからサービスを購入してダウンロードし、検索したい電話番号を入れると、GPSで追跡してその位置情報が通知される、という仕組みのようです。
しかし、実際に使ってみたという人たちの口コミは、「どこかわからない所へとんだ」、「あいまいな情報しか出てこなかった」という結果でしました。
考えてみれば、電話番号だけで居場所がわかってしまったら、ストーカーなど犯罪に利用される可能性がありますよね。
反対に、警察による犯人追跡調査ももっと簡単になるはずです。
実際に、警察による調査でも、携帯電話の基地局エリアを基準にした半径数百メートル以内でしか特定できないのが現状のようです。
電話番号を使った位置情報の確認サービスやアプリ
やはり、電話番号を使ったGPS追跡は不可能なのでしょうか。
携帯電話会社ドコモは「イマドコサーチ」もしくは「イマドコかんたんサーチ」というサービスを行っています。
調べたい相手の電話番号を入力し「検索ボタン」を押し、しばらくおいて再度「確認」ボタンを押すと、GPS追跡によって居場所が表示されるというものです。
iPhoneやiPadのからの操作も可能で、これならパートナーの居場所を探すことができます。
ただし、このサービスはドコモユーザー間のみ有効で、GPS追跡の対象となる相手の電話があらかじめ許可設定をしたりその都度許可操作をすることが条件となっています。
また、相手が拒否をしたとしても検索した方にはなぜエラーになったのかは通知されませありません。
つまり、パートナーが拒否操作をしたり検索リクエストに気づかなかった場合、また圏外にいた場合などには利用できないのです。
このほか、Androidのアナライザーというスマートフォンの位置情報をGPSで追跡するアプリがあります。
GPS情報を確認するほか、PCから遠隔操作して今いる場所を自動撮影したり、LINE上での会話や動画、電話帳の閲覧、さらに特定の電話番号を指定することで音声を録音することできるようです。
ちなみに、GPS情報も更新頻度の設定が可能となっています。
まるでスパイ映画ですね。しかし、やはりこちらも、PCにアプリをダウンロードしたのち、対象となるのAndroid端末のスマートフォンと接続し、スマートフォンへアプリをインストールしておく必要があります。
また、パートナーに知らせずアプリを入れてしまうことはできるかもしれませんが、アプリ管理画面には「アンドロイドアナライザ」と表示されてしまうようです。
GPS追跡機能は場合に応じて使い分けがポイント
電話番号を使ってパートナーの居場所をGPS追跡する機能はいくらかあることが分かりましました。
しかし、なかなか電話番号だけで相手に知られず検索するのは難しそうですね。
ただ、浮気を疑っていることを伝えてある場合は、身の潔白を証明させるため、「イマドコサーチ」でこちらのリクエストがあれば必ず、居場所情報の送信を許可するよう約束させることはできます。
Androidのアナライザーについても、二人でインストール作業をし、「怪しいと思ったら位置情報を追跡する」、と宣言したり、その際には写真の撮影やLINE監視もすると伝えておくことはできます。
その他市販の小型GPS装置を車やかばんに仕掛けておくなど、組み合わせて使うことで浮気を未然に防いだり、証拠を集めることができそうです。